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余剰野菜に新価値を!ハートランドと恵那川上屋が共同開発した「ほうれん草サブレ」に見る、生産者の加工品戦略

余剰野菜に新価値を!ハートランドと恵那川上屋が共同開発した「ほうれん草サブレ」に見る、生産者の加工品戦略

生産者の新たな一手!余剰ほうれん草が人気サブレに生まれ変わる

「せっかく育てた野菜、余らせてしまうなんてもったいない!」そんなふうに感じている生産者の方も多いのではないでしょうか?今回ご紹介するのは、コクヨグループの特例子会社であるハートランド株式会社と、和洋菓子メーカーの株式会社恵那川上屋が共同開発した、ほうれん草風味のサブレ『ハートランドサブレ』の事例です。

これは単なる新商品ではありません。ハートランドが抱えていた「サラダほうれん草の食品ロス」という課題を、加工品として付加価値を高めることで解決しようという、生産者にとっても非常に参考になる取り組みなんです。

ハートランドサブレのパッケージ

課題解決への道筋:特例子会社と老舗菓子メーカーの出会い

ハートランドは、2006年に設立された、特例子会社(障がいのある方が安心して働けるように、特別な配慮がされた会社)としては日本初の農業生産法人です。障がいのある方に就労の場を提供しながら、安心・安全なサラダほうれん草などの葉物野菜を水耕栽培しています。

しかし、春になると葉物野菜が市場に多く供給されるため、サラダほうれん草が余ってしまうという食品ロスに直面していました。この課題を解決するために目をつけたのが、「加工品として付加価値を高める」という方法です。

そこで連携したのが、岐阜県恵那市に本社を置き、素材づくりから菓子づくりまで一貫して取り組む恵那川上屋です。異業種との連携によって、生産者だけでは難しかった加工品の開発が実現しました。

ビニールハウスで野菜を収穫する作業員

『ハートランドサブレ』のこだわりと魅力

『ハートランドサブレ』は、ハートランドが大切に育てた栄養豊富で色鮮やかなサラダほうれん草をふんだんに使用しています。さらに、ごまとチーズの風味がアクセントになり、野菜特有の青臭さを抑えつつ、素材本来の優しい味わいを最大限に引き出しているのが特徴です。

サクサクとした心地よい食感と香ばしさが広がり、野菜が苦手なお子さんからご年配の方まで、幅広い層がおやつやギフトとして楽しめるように工夫されています。

このサブレは、恵那川上屋の栗サブレブランド「旅する山ノ栞」シリーズの新商品として、2026年7月25日に発売されました。価格は810円(税込)です。

数量限定で、恵那川上屋の一部店舗(栗里宿恵那峡店・咲久舎可児御嵩インター店・岐阜駅店・栄店・二子玉川店)で販売されるほか、コクヨグループ内でもお客さま向けのノベルティとして配布される予定です。

生産者にとってのヒント

今回の共同開発は、生産者が直面する「余剰作物の食品ロス」という課題に対し、加工品開発という形で新たな解決策を示しています。

  1. 異業種連携の可能性:自社だけでは難しい加工品の開発も、菓子メーカーや食品加工業者と組むことで実現の可能性が広がります。
  2. 付加価値の向上:規格外品や余剰品でも、加工することで新たな商品価値を生み出し、収益源を多様化できます。
  3. 社会貢献との両立:食品ロス削減という社会課題の解決に貢献しながら、ビジネスとして成立させるモデルです。

ハートランド株式会社の活動については、ハートランド公式webサイトをご覧ください。
株式会社恵那川上屋については、恵那川上屋公式webサイトをご覧ください。

本件は、生産者が持続可能な農業を目指す上で、加工品開発や異業種連携がいかに有効な手段となりうるかを示す好事例と言えるでしょう。皆さんの畑で採れる作物も、加工品として新たな魅力を見出すことができるかもしれませんね。

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