日本での生産販売開始がもたらすもの
いちごは、その繊細さから気候の影響を受けやすい作物です。近年、日本の農業では、気候変動による高温傾向がいちごの生育や品質に影響を及ぼし、安定供給が難しいという課題が深刻化しています。例えば、東京都卸売市場のデータを見ると、いちごの流通規模は季節によって約200倍もの差があり、取引価格も約2倍以上変動していることがわかります。
Oishii Farmは、米国で培った量産技術と通年供給の実績を活かし、この課題の解決に貢献することを目指しています。具体的には、以下の3つの特徴を持ついちごを日本の消費者に届けます。
1. 夏場を含めた年間を通じた供給
季節や天候に左右されない栽培環境で、一年中いちごを生産できます。これにより、これまでオフシーズンだった時期にも、新鮮ないちごが手に入るようになります。
2. 安定した品質と優れた食味
温度、湿度、光、二酸化炭素濃度、風速といった環境条件を精密に制御することで、各品種に最適な生育環境を再現。これにより、一年を通して安定した品質と優れた食味のいちごを提供します。
3. 化学農薬不使用
完全閉鎖型の栽培環境により、害虫や病原菌の侵入リスクを抑制し、化学農薬を使用せずにいちごを栽培しています。これにより、安全・安心ないちごを消費者に届けることが可能です。
米国での実績と今後の展望
Oishii Farmは、すでに米国で高い評価を得ています。ニューヨークのミシュラン星付きレストランの約20%で採用された実績を持ち、2024年には米国ニュージャージー州で世界最大級のいちご植物工場を本格稼働させました。現在は米国東海岸を中心に18州、カナダ1州で、オーガニック・スーパーマーケットチェーン「ホールフーズ・マーケット」などを通じて商品を展開しています。
日本の研究開発拠点である「オープンイノベーションセンター」では、植物工場向け最適品種の開発や栽培技術、ファクトリーオートメーション(工場の自動化)、AI環境制御システムなど、幅広い研究開発を進めています。将来的には、栽培が難しいとされるいちごで培った技術を活かし、他の多様な農作物への展開も視野に入れています。
Oishii Farmは、国内の農業・工業関連企業との協業を通じて、気候変動に強い新たな食の生産システムを構築し、日本の食料の安定供給を支える一助となることを目指しています。共同創業者兼CEOの古賀大貴氏も、「日本は世界でもいちごの品質基準が非常に高く、おいしさに対する期待も大きい市場。日本市場で大きな可能性を確信している」と語っています。
販売に関する情報と関連リンク
Oishii Farmのいちごは、年内の販売開始を目指しています。販売に関する詳細や最新情報は、以下のメールアドレス登録ページで受け取ることができます。
また、Oishii Farmのブランドの世界観や商品づくりの舞台裏は、以下の公式SNSアカウントで発信されています。
Oishii Farmの公式サイトはこちらです。
植物工場による持続可能な農業が、日本の食の未来をどのように変えていくのか、今後の展開に注目が集まります。





