「畑のフードロス」を解決する「TENRYO」とは?
国連食糧農業機関(FAO)の推計によると、世界の主要作物は病害虫によって20〜40%が失われているとされています。ミライ菜園はこれを「畑のフードロス」と捉え、この大きな課題解決に向けて取り組んでいます。
その解決策となるのが、病害虫予測AI(人工知能)アプリ「TENRYO(テンリョウ)」です。このアプリは、全国各地の気象情報と70万点以上の病害虫発生履歴を学習・解析し、病害虫の発生リスクをピンポイントで予測します。これにより、農家は被害が出る前に予防的な防除を行うことができ、「遅すぎず早すぎない最適なタイミング」で対策を打つことが可能になります。

「TENRYO」を活用することで、作物の収量向上と農薬使用量の低減を両立し、生産者の経営安定(所得向上)とフードロス削減に貢献することが期待されています。
スマホで病害虫リスクをチェック!具体的な活用イメージ
「TENRYO」は、スマートフォンで病害虫の危険度を簡単に確認できるアプリです。例えば、以下の画像のように、べと病や黒すじ病などの病害リスクが上昇していることを事前にアラートで知らせてくれます。

また、地図上で特定の地域の病害虫の予報を確認することもできます。これにより、広範囲の畑を持つ農家でも、効率的にリスク管理を行うことが可能です。

まずは病害虫被害抑制のニーズが高いブロッコリーを対象に検証が進められます。ブロッコリーは2026年4月に約50年ぶりに「指定野菜」に追加され、国民生活に欠かせない重要品目として安定供給が求められている作物です。この検証で得られた成果をもとに、今後、他の品目への適用拡大も図られる予定です。
PwC財団の助成事業が目指すもの
PwC財団の「助成事業2026年度春期 食料システム(革新的な生産)」は、テクノロジーを活用して持続可能な食料システムを構築することを目的としています。高齢化・人口減少による生産者の減少や、気候変動などの環境変化の影響で生産の維持が難しくなっている現状に対し、地球環境や生態系に配慮しながら、収穫量の増加や生産の手間の削減など、生産者にとって食料生産が持続可能である環境の構築を目指しています。
ミライ菜園の「TENRYO」は、まさにこの目的に合致する革新的な取り組みと言えるでしょう。
生産者の心配をなくしたい!ミライ菜園 畠山代表からのメッセージ
ミライ菜園の代表取締役である畠山友史氏は、今回の助成採択に際し、次のようにコメントしています。
「世界では主要作物の収量の約4分の1が、収穫を迎える前に病害虫によって失われています。私たちはこれを『畑のフードロス』と捉え、解決すべき社会課題として向き合ってまいりました。PwC財団の助成事業を通じ、病害虫の発生を事前に予測するAIアプリ『TENRYO』のさらなる開発と、ブロッコリーを起点とした実証を推進し、収量向上と農薬使用量の低減を両立する持続可能な食料生産の仕組みづくりに取り組みます。農家さんが病害虫の心配から解放され、安心して作物づくりに専念できる、より良い社会の実現に貢献していきます。」

「TENRYO」が普及することで、多くの生産者が病害虫の心配から解放され、より効率的で安定した農業経営が実現する未来が期待されます。
詳細情報
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PwC財団「助成事業2026年度春期 食料システム(革新的な生産)」の選考結果について: https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/pwc-foundation/grant/2026/result-01.html
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株式会社ミライ菜園 公式ウェブサイト: https://www.mirai-scien.com/





