持続可能な農業のカギは「土」にあり!新しい土づくり技術に注目
農業に携わる皆さんにとって、健康な土づくりは作物の生育や収穫量を左右する大切な課題ですよね。化学肥料への依存を減らし、環境に優しい農業を続けながら、安定して美味しい作物を作るにはどうすればいいのでしょうか?そんな悩みに応えるかもしれない、新しい土づくり技術が注目されています。
GREEN×EXPO 2027で未来の農業を体感
2027年3月19日から9月26日まで横浜市で開催される「GREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)」では、横浜市が出展する発信拠点で、株式会社ユーグレナ(以下、ユーグレナ社)と株式会社TOWING(以下、TOWING)が共同で先進技術の展示を行います。テーマは「いのちを育てる土-微生物の力で、持続可能な『食』を実現-(仮称)」。
この展示では、微細藻類ユーグレナと、TOWINGが開発した高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を組み合わせた培養土が紹介されます。土の中の微生物が、植物の成長や土の健康にどれほど重要か、そしてこれらの新しい資材が将来的に持続可能な食料生産や環境負荷の低減にどう貢献するのかを、分かりやすく発信する予定です。

微生物の力で土を豊かに!ユーグレナと宙炭の組み合わせ
今回の展示の中心となるのは、ユーグレナ社が研究開発を進める微細藻類ユーグレナの農業分野への活用と、TOWINGの「宙炭」を組み合わせた培養土です。
微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)の可能性
ユーグレナ(和名:ミドリムシ)は、栄養豊富なことで知られる小さな藻類です。このユーグレナを農業に活用することで、土壌中の有用な微生物(植物の生育を助ける菌)が増えたり、作物の収穫量が増えたり、品質が向上したりする可能性が確認されています。
高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」とは
TOWINGが開発した「宙炭」は、国内でまだ使われていないバイオマス(木材やもみ殻などの生物資源)を原料にしたバイオ炭(酸素の少ない環境で加熱して作られる炭素材)に、複合微生物培養技術を組み合わせた特別な土壌改良材です。バイオ炭は、土壌改良だけでなく、大気中の二酸化炭素を土の中に長期間閉じ込める(炭素固定)ことで、地球温暖化対策にも役立つと期待されています。
「宙炭」を使うことで、土づくりが早くなったり、有機肥料をメインにした栽培での作物の品質や収穫量が高まったりする効果が期待できます。また、これまで捨てられていたバイオマスを有効活用できる点も大きなメリットです。

ユーグレナと宙炭の相乗効果
この二つを組み合わせることで、微生物の力を最大限に引き出し、より健康で肥沃な土壌環境を作り出すことが目指されています。化学肥料に頼りすぎず、自然の力を借りた「循環型農業」(資源を無駄にせず、繰り返し利用する農業の形)の実現に貢献するでしょう。
生産者にとってのメリットと今後の展望
この新しい培養土技術が実用化されれば、生産者の皆さんには次のようなメリットが期待されます。
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土壌環境の改善:微生物の働きで土が健康になり、作物の生育が促進されます。
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化学肥料の低減:微生物の力で栄養供給がスムーズになり、化学肥料の使用量を減らせる可能性があります。
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収穫量・品質の向上:健康な土で育った作物は、より多く、より美味しくなることが期待されます。
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環境負荷の低減:未利用資源の活用や炭素固定により、持続可能な農業に貢献できます。
現時点では、この培養土の具体的な製品化や、導入コスト、対象作物、支援制度、入手・申込方法については未定です。ユーグレナ社は、TOWINGをはじめとするパートナーとの連携を通じて、これらの技術を組み合わせた製品の開発・提供を視野に入れ、持続可能な土づくりと循環型農業の社会実装に向けて取り組んでいくとのことです。
GREEN×EXPO 2027での展示は、これらの先端技術を身近に感じ、微細藻類ユーグレナが農業分野で持つ新たな可能性を知る良い機会となるでしょう。
ユーグレナ社に関する詳細情報は、以下のウェブサイトで確認できます。
この取り組みが、安定した食料生産と地球環境の保護という、私たち共通の目標達成に大きく貢献することを期待しましょう。





