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新規就農の第一歩は「副業ダリア」から!山中湖村で始まった挑戦が示す花づくりの新常識

新規就農の第一歩は「副業ダリア」から!山中湖村で始まった挑戦が示す花づくりの新常識

副業から始める花づくり!山中湖村ダリア実験の挑戦

「素人同然の私でも、花づくりを事業にできるのか?」そんな問いから、山梨県山中湖村でダリアの副業実験が始まりました。新規就農を考えている方や、すでに農業に携わっている方にとって、この実験は新しい働き方や事業展開のヒントになるかもしれません。

山中湖ダリア 副業実験

何が新しい?「副業」で始める花づくり

この取り組みの最大のポイントは、「副業」として花づくりが成り立つかを検証している点です。山中湖村の地域おこし協力隊である川村早紀さんが、以下の条件で実証実験を進めています。

  • 作業時間: 週10時間程度

  • 規模: 約300坪(約400株)

  • 作業人数: 基本的に1人

  • 初期投資: 廃棄予定だったダリアの球根を活用し、コストを大幅に抑制

新規就農には、時間もお金も大きくかかるイメージがあり、なかなか一歩を踏み出せない方も多いでしょう。この実験は、「まずは副業から」という選択肢を具体的に示すことで、心理的・経済的なハードルを下げることを目指しています。

廃棄予定の球根から始まる可能性

この構想は、廃棄されるはずだったダリアの球根との出会いから生まれました。カビたり腐敗したりして行き場をなくした球根を「お金をかけずに花づくりを始められるのではないか」と考え、初期投資を抑えた事業モデルを提案。村役場や村長へのプレゼンテーションを経て、栽培の許可を得ました。

「そもそも花が咲くのか分からない球根だったので、咲くのか?という実験と、咲いた際にはお金に変えていくための案も提案しました」と川村さんは語ります。この発想は、限られた資源を有効活用する新たな視点を提供しています。

実証実験の途中経過と課題

実証実験では、うまくいったことと、まだ課題が残る点が明らかになっています。

うまくいったこと

  • 廃棄予定だった球根の約9割が芽を出しました。初期投資を抑える手段として、行き場のない球根が活用できることが確認されています。

  • 週の作業時間は10時間程度に収まっており、副業レベルでの継続が可能です。

届いていないこと(課題)

  • 今シーズンの目標は5,000本でしたが、開園から10日間での販売は約300本にとどまっています。

この課題について川村さんは「SNSでの告知やチラシ設置などを行っていますが、1人で栽培や接客を行っているため、なかなか手が回らないのが現状です」と説明しています。花を育てることはできても、それを買い手につなぐ「導線」の構築が今後の鍵となりそうです。

また、低コスト化の工夫として藁を敷いて防草シートの代わりにする方法も試されましたが、300坪すべてに藁を調達するのは難しく、草刈り機での除草に切り替えるなど、現場での試行錯誤が続いています。

富士山の麓で楽しむダリアの摘み取り体験

2026年8月2日からは、ダリアの摘み取り農園がオープンしています。標高およそ1,000mという涼しい気候は、ダリアの品質を保つだけでなく、訪れる人にとっても快適な環境を提供します。

摘み取り体験

開催概要

  • 開催期間: 2026年8月2日(日)〜10月下旬(霜が降りるまで)

  • 料金: 5本 2,000円/10本 3,200円

  • 所要時間: 1時間程度

  • 定員: 1回10組/1日3回転

  • 場所: VISION GLAMPING Resort & Spa 山中湖の前(山梨県南都留郡山中湖村)

  • 駐車場: 栽培場のすぐ横

  • 持ち物: 特になし(畑のため、汚れてもよい服装を推奨)

  • 雨天時: 小雨決行(傘をさして歩ける程度であれば開催)

  • キャンセル: 前日朝10時までに、予約確定メールへの返信で受付

  • お子さま連れ: 可(ハサミを使うため、保護者の方の判断でお願いします)

  • ペット: 可

▼ 摘み取り体験のご予約はこちら
https://script.google.com/macros/s/AKfycbxQvwDZo18bEujiPteRFvycsu97-YDXKRhQBzVE-UZU22yGr9xoP-rdluLMCcQ9uGEC/exec

富士山とダリア畑

法人・個人向け販売:色とりどりのダリアを全国へ

畑から直接、法人や個人への販売も行われています。市場での仕入れでは同じ品種を複数本購入するのが一般的ですが、ここでは「10本すべて違う色」という特徴があります。

法人・個人向け販売

ダリアの販売概要

  • 最小ロット: 10本から

  • 価格: 10本 2,500円+送料(100サイズ・クール便)

  • 出荷時期: 10月末の霜が降りるまで

  • 配送エリア: 北海道・離島を除く国内

  • 納期: 注文の翌日に発送、翌々日に到着

  • 注文方法: InstagramのDM

「色とりどりのダリアを購入できるのはお得感がある」「10本それぞれ違う色が届くのは嬉しい」といった声が寄せられており、店頭やイベント装花など、多様な色数が求められる場面での活用が期待されます。

▼ ご注文・お問い合わせはInstagramのDMから
https://www.instagram.com/saki_0312__

次のステップへ:マニュアル化で広がる可能性

この実証実験は、ただダリアを育てるだけでなく、その先の展開を見据えています。川村さんは「栽培はマニュアル化してお渡しできたら」と考えており、今回の経験が、次に副業で花づくりを始めたいと考える人たちの道しるべとなることを目指しています。

素人でも、少ない時間と初期投資で花づくりを始められるというモデルが確立されれば、新規就農の選択肢がさらに広がるでしょう。山中湖村のダリア畑で試されているのは、花の育て方だけでなく、新しい農業の始め方そのものなのです。

川村 早紀さん プロフィール

川村 早紀さん

川村 早紀(かわむら さき)さんは、「かわむー」の愛称で活動する山梨県山中湖村の地域おこし協力隊です。花屋での勤務経験を持ち、ブライダルの花装飾を担当していました。2026年には、初期投資を抑えたダリアの摘み取り農園を個人事業として立ち上げ、「副業として新規就農できるか」を検証する実証実験に取り組んでいます。

株式会社あるやうむについて

今回の取り組みは、NFTによる地方創生を推進する株式会社あるやうむの地域おこし協力隊DAOソリューションのもとで行われています。同社は、全国の自治体向けにふるさと納税NFTや観光NFT、地域おこし協力隊DAOソリューションを提供し、地域の魅力発信や関係人口創出を支援しています。

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