# インドネシアの泥炭地保全とサゴ産業の未来を拓く！衛星データで持続可能な調達を目指すSTAの挑戦

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- カテゴリ: 地域農業
- 公開日: 2026-09-04
- 更新日: 2026-09-04

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## 何が新しい？衛星データで「見えにくい」を解消！

このプロジェクトの核となるのは、宇宙から得られる「衛星データ」と、現地での「実行力」を組み合わせるというアプローチです。これまで、広大な泥炭地の環境変化や、サゴ（サゴヤシから採れるでんぷん）がどのような環境で、誰によって生産されているかといった情報は、調達企業や消費者からは「見えにくい」という課題がありました。

STAは、JAXA宇宙戦略基金事業で培ったパーム油分野での知見を、このサゴ・泥炭地分野へ展開します。これにより、客観的なデータに基づいた環境保全と、地域経済の発展、そして日本への持続可能な調達を一体的に推進することを目指します。

![MoU締結の様子](/wp-content/uploads/2026/09/c35fa55ef814c29a934abdda670b24da.webp)

## インドネシアの泥炭地とサゴ産業が抱える課題

インドネシアの泥炭地は、地球温暖化対策としても重要な役割を担う、大量の炭素を地中に蓄える生態系です。しかし、過度な排水や乾燥が進むと、温室効果ガスの排出や大規模な火災のリスクが高まってしまいます。

一方で、この泥炭地では、湿潤な環境に適応したサゴヤシが長年にわたり地域住民の暮らしを支えてきました。サゴは、泥炭地の水環境を維持しながら生産できる可能性を秘めており、環境保全と農業生産を両立させる作物として期待されています。

![泥炭地でのフィールド調査の様子](/wp-content/uploads/2026/09/28bad93a7a565be107ca751b2c5465e8.webp)

![熱帯の植物が生い茂る泥炭地の様子](/wp-content/uploads/2026/09/c39eae69beac73837be27053adea9ce5.webp)

## MoU締結で何を目指す？3つの柱で持続可能な未来へ

今回のMoUに基づき、STAとインドネシアの各機関、現地企業は、以下の3つの柱で協力し、泥炭地の保全とサゴ産業の発展を両立する事業モデルの実現可能性を共同で検討します。

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**泥炭地の保全と水環境の改善**

泥炭地を適切に保全・管理し、水環境を改善するための検討を進めます。温室効果ガス排出削減効果や、環境価値の評価についても調査を行います。

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**サゴ産業の高度化と日本につながるサプライチェーンの構築**

サゴの生産性向上や、加工・流通の効率化、販路拡大に取り組みます。地域住民が継続的に経済的利益を得られる仕組みを構築し、日本企業が環境・社会面に配慮したサゴを安定的に調達できる、生産地と消費地の双方に価値を生む調達モデルの実現を目指します。

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**衛星データ等による継続的なモニタリング**

STAは、衛星データや地理空間情報、AI（人工知能）などを活用し、広大な泥炭地の状態、植生、土地利用、水環境の変化を継続的に把握する仕組みを検討します。衛星による広域モニタリングと、現地での調査・確認を組み合わせることで、環境保全の取り組みやサゴ生産地域の状況を客観的に確認できる体制を構築します。将来的には、環境価値の評価や、サゴ製品のトレーサビリティ（生産から消費までの経路を追跡できること）確保にも活用される可能性があります。

![衛星データと現地調査を組み合わせたモニタリングの概念図](/wp-content/uploads/2026/09/0b767e9b4d4e321baf054cc9182e71d9.webp)

## 日本の食品事業者にとってもメリット大！安定調達と透明性

サゴのでんぷんは、日本でも麺類や菓子などの食品原料として利用されています。今回の取り組みは、日本の食品事業者が、環境負荷の低い、持続可能な方法で生産されたサゴを安定的に調達できる道を拓くものです。

生産地からの明確な情報提供が可能になることで、消費者の皆さんも安心してサゴ製品を選ぶことができるようになります。これは、生産者・就農者の方々が「環境に配慮した農業」に取り組むことの価値を、広く社会に伝える機会にもなるでしょう。

## 今後の展開と期待される効果

今後、MoU締結各者は、対象地域での基礎調査、事業性評価、技術検証、そして地域住民を含む関係者との協議を進めていきます。この取り組みを通じて、以下のような効果が期待されます。

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泥炭地の保全と温室効果ガス排出削減への貢献

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サゴ生産者をはじめとする地域住民の所得向上

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サゴの生産・加工・流通体制の高度化

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日本企業による持続可能なサゴ調達の実現

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衛星データを活用した透明性の高い環境・サプライチェーン管理

## Space Tech Accelerator 代表からのメッセージ

Space Tech Accelerator株式会社 代表取締役の平賀 元気氏は、今回のプロジェクトについて次のようにコメントしています。

「このプロジェクトで目指しているのは、衛星データを使うこと自体ではありません。インドネシアの泥炭地を守りながら、現地の方々がサゴの生産を通じて安定した収入を得られる仕組みをつくり、そのサゴが日本の食品産業で持続可能な原料として利用されていく。そうした、生産地と消費地の双方に価値を生む事業を実現したいと考えています。現地の実情に向き合い、インドネシアの政府機関、企業、地域住民の皆様と協力しながら、衛星データを実際の環境保全と産業発展につなげてまいります。そして、ミッションである『宇宙技術で、世界平和に挑む。』の実現に向けて、一歩ずつ歩みを進めてまいります。」

![Space Tech Accelerator株式会社 代表取締役 平賀 元気氏](/wp-content/uploads/2026/09/2045404a18d20918d73bf15810a4147d.webp)

## まとめ

今回のMoU締結は、インドネシアの環境保全と地域経済の発展、そして日本の食品産業における持続可能な調達という、複数の課題を同時に解決しようとする意欲的な試みです。衛星データという最先端技術が、地球規模の課題解決と、地域に根差した産業の活性化にどのように貢献していくのか、今後の展開に注目が集まります。

## Space Tech Accelerator株式会社について

「宇宙技術で、世界平和に挑む。」をミッションに掲げ、人工衛星による宇宙からの視点と、現場主義にもとづく地上の実行力を組み合わせ、農業・林業・エネルギー領域を中心に事業開発を行っています。

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[Space Tech Accelerator株式会社 コーポレートサイト](https://spacetechaccelerator.com)

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[note](https://note.com/sta_note)
