# 岐阜県産「麗夏トマト」が厳しい夏を乗り越え好調！出荷量1.5倍、単価も上昇の秘密

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- カテゴリ: 流通・直売
- 公開日: 2026-09-10
- 更新日: 2026-09-10

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## 厳しい環境下でも好調！岐阜県産「麗夏トマト」の躍進

今年の夏は、梅雨の長雨や日照不足、そして包装資材や肥料の価格高騰など、農業にとっては厳しい状況が続いています。しかし、そんな中でも注目すべきデータが発表されました。岐阜県産の大玉トマト「麗夏（れいか）」が、6月から7月にかけての累計出荷量で前年比1.5倍を達成し、市場単価も前年比13〜17%増と堅調に推移していることが、株式会社農業総合研究所の調査で明らかになったのです。

![鮮やかな赤色のトマト3つ](/wp-content/uploads/2026/09/44d5198f089fa6c4f0f2b0ace608994b.webp)

この好調の背景には、品薄状態と消費者の底堅い需要があると考えられます。特に、天候不順による全国的な野菜の生育停滞が、麗夏トマトの単価を支える要因の一つとなっているようです。

## 「麗夏トマト」ってどんなトマト？栽培の難しさと魅力

「麗夏」は、岐阜県の中津川・恵那地域で古くから大切に育てられてきた大玉トマトの品種です。その魅力は、しっかりとした旨味とトマトらしい濃い味わい。他の品種に比べて大玉になりやすく、夏に冷やして丸かじりするのにぴったりだと言われています。

一方で、麗夏トマトは非常に繊細な品種としても知られています。肥料や水分量が少し変わるだけでも、実の形が崩れたり、花が落ちて実がならなくなったりすることがあるため、生産者さんには木の状態と「対話する」ような細やかな管理が求められます。この栽培の難しさが、麗夏トマトを特別な存在にしています。

## データで見る「麗夏トマト」の確かな成長

農業総合研究所が全国約2,000店舗で展開する「農家の直売所」の販売データを見ると、麗夏トマトの好調ぶりが数字で裏付けられています。

![岐阜県産麗夏トマトの出荷量・単価の対前年比較グラフ](/wp-content/uploads/2026/09/bb09eb8567582611981d19df5179d4aa.webp)

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**6月1日～7月15日累計の出荷量**：2025年の6,241パックに対し、2026年は9,358パック（前年同期比 約1.5倍）

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**7月前半（7月1日～15日）の出荷量**：2025年の5,671パックに対し、2026年は6,908パック（前年同期比 約+21.8%）

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**7月前半（7月1日～15日）の平均単価**：2025年の324.86円に対し、2026年は367.39円（前年同期比 約+13.1%）

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**6月の出荷量**：2025年の570パックに対し、2026年は2,450パック（前年同月比 約4.3倍）

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**6月の平均単価**：2025年の315.37円に対し、2026年は370.20円（前年同月比 約+17.4%）

麗夏トマトは、本来7月以降が収穫の最盛期にあたり、6月は「端境期（はざかいき）」（収穫量が少なくなる時期）です。しかし、今年は6月の出荷量が前年比4.3倍と大きく伸びており、シーズンを通じて底堅い需要が続いていることが見て取れます。生育の遅れが市場全体の品薄につながり、例年より高い単価での取引スタートを後押ししたと考えられます。

## 麗夏トマト生産の現場から：橋本ファームの挑戦

岐阜県中津川市で麗夏トマトを生産する橋本ファームの橋本氏は、栽培が難しい麗夏トマトにこだわり、「本当に美味しいと納得できるもの」を届けたいという思いで生産を続けています。

![温室でトマトを持つ男性](/wp-content/uploads/2026/09/9132f881ba514cc0b71d8482e8345535.webp)

### 厳しい気候と資材高騰への対応

今年の梅雨は雨量が多く日照時間が少なかったため、麗夏トマトの生育が停滞し、収穫開始が例年より1～2週間遅れたそうです。しかし、その結果として市場が品薄になり、高い単価での取引につながりました。また、近年は猛暑対策として遮光カーテンや頭上からの散水など、ビニールハウス内の温度管理にも工夫を凝らしています。

資材の面では、出荷に欠かせないボードン袋の価格が2割弱上昇しただけでなく、「物がない」ことが深刻な課題だと橋本氏は語ります。肥料に関しても価格高騰は続いていますが、今年は値上がり前に必要量を確保できたとのこと。来年以降の先行きは不透明な状況です。

### 完熟出荷へのこだわりと未来への挑戦

橋本ファームでは、産直販売の強みを活かし、スーパーに並ぶ「青取り」（まだ青い状態で収穫されたもの）のトマトとは異なり、完熟に近い状態で出荷することで美味しさを追求しています。これは「難しい品種であっても、やりがいを持って質の高いトマトを作り続けたい」という橋本氏の強い思いがあるからです。

一方で、麗夏トマトは実が割れやすく、大きくなりすぎた果実が規格外となってしまう課題も抱えています。今後は、ビニールハウス内の環境制御技術の導入などを検討し、さらなる品質向上に取り組んでいくとのことです。麗夏トマトの収穫は、7月から11月頭まで続く予定です。

## まとめ：持続可能な農業へのヒント

今回の岐阜県産「麗夏トマト」の事例は、厳しい環境下でも、品種への深い理解と生産者の情熱、そして「農家の直売所」のような流通の仕組みが連携することで、安定した出荷と単価を維持できる可能性を示しています。

株式会社農業総合研究所は「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、全国の生産者と都市部の小売店をITで直接つなぐ「農家の直売所事業」などを展開しています。このような取り組みは、生産者の皆さんが直面する課題を解決し、やりがいを持って農業を続けていくための大きなヒントになるのではないでしょうか。

詳細については、株式会社農業総合研究所のウェブサイトをご覧ください。

- [株式会社農業総合研究所](https://nousouken.co.jp/)
