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「VERT」田中俊大シェフが共同代表に 小規模生産者とシェフをつなぐ食品ブランドが「株式会社FLYING FOODS」として独立

「VERT」田中俊大シェフが共同代表に 小規模生産者とシェフをつなぐ食品ブランドが「株式会社FLYING FOODS」として独立

小規模生産者の食材とトップシェフの技術を掛け合わせる食品ブランド「FLYING FOODS」が、新たな事業体制に移行しました。ブランドを運営してきた空とぶネコ合同会社(本社:東京都新宿区/代表:金子史人)は、2026年10月1日に同事業を分社化し、「株式会社FLYING FOODS」を設立しました。新会社では、これまで事業の代表を務めてきた金子史人氏に加え、神楽坂のレストラン「VERT」のシェフ・田中俊大氏が共同代表に就任しています。

「VERT」田中俊大シェフが共同代表に 小規模生産者とシェフをつなぐ食品ブランドが「株式会社FLYING FOODS」として独立

希少な食材を高付加価値商品に変え、売上の一部を生産者へ

FLYING FOODSが光をあててきたのは、独自栽培や希少原種など、小規模生産者でなければ作れない食材です。これらをトップシェフの技術で高付加価値な商品に仕立て、売上の一部を生産者に還元する仕組みで事業を進めてきました。ブランドの第一弾は、北海道・西興部村と鹿児島県・喜界島という南北に離れた産地の食材を組み合わせたスイーツ「3000kmブランマンジェ」で、ミシュラン星付き店のシェフが手がけています。

今回の分社化は、事業のさらなる拡大とブランド価値の向上を見据えたものです。なお、空とぶネコ合同会社はFLYING FOODS以外の事業を引き続き手がけます。

FLYING FOODSは、地方に眠る魅力的な食材とトップシェフをマッチングし、革新的な商品を生み出すブランドとして、次のような仕組みを掲げています。

  • 年間100回以上日本各地を訪れ、現地の生産者やメーカーと対話しながら商品を一つひとつ開発
  • 商品開発に必要な費用はすべて同社が負担
  • 生産者・地場メーカー・シェフの収益増加を実現し、売上の一部を生産者に還元して持続可能な生産活動を支える
  • 生産者、シェフ、加工者、地方自治体、生活者というすべてのステークホルダーと共に繁栄することを目指す
「VERT」田中俊大シェフが共同代表に 小規模生産者とシェフをつなぐ食品ブランドが「株式会社FLYING FOODS」として独立

日本茶とフルーツのペアリングで知られる「VERT」のシェフが経営に参画

共同代表に加わった田中俊大氏がシェフを務める「VERT」は、神楽坂にある完全予約制のデザート専門店です。日本茶と季節のフルーツを組み合わせたペアリングコースで知られ、月替わりでテーマ食材を変えながら独創的な一皿を提供しています。新体制では、日本各地の生産者と向き合ってきた金子氏の経営の視点に、田中氏の感性やものづくりの姿勢を加え、FLYING FOODSの商品監修に生かしていくとしています。

田中俊大シェフの歩み

福岡県出身の田中氏は、「Janice Wong(ジャニス・ウォン)」や「L’atelier à ma façon(ラトリエ・ア・マ・ファソン)」などの名店で研鑽を積み、2022年に神楽坂(新宿区津久戸町)でデザートコース専門店「VERT」を開業しました。2024年11月には本店を現在の神楽坂3丁目へ移転し、旧店舗には浅草から「VERTはなれ」を移転オープンしています。「VERT」は日本茶を主軸とした構成美と繊細な味覚設計で知られ、ミシュランガイド東京2026のセレクテッドレストランに選出されました。2025年には「ラ・リスト(LA LISTE)2026」でPASTRY TALENT OF THE YEAR AWARDを受賞しています。

「VERT」田中俊大シェフが共同代表に 小規模生産者とシェフをつなぐ食品ブランドが「株式会社FLYING FOODS」として独立

第2弾は田中シェフ監修、2026年内に発売予定

今後は田中氏の専門性を商品開発に生かし、商品ラインナップの拡充と販路の拡大を進めていく方針です。第2弾として、田中俊大氏が監修する商品を2026年内に発売する予定としています。

代表取締役CTOに就いた田中氏は、パティシエとしてさまざまな生産者と出会い、その土地でしか生まれない食材やそこに込められた想いに触れてきたと振り返ります。FLYING FOODSと対話を重ねるなかで、生産者と一緒に新しい価値をつくっていこうとする同社の姿勢に強く共感したといいます。また、この役割を引き受けようと思えた大きな理由として金子氏の存在を挙げ、生産者や食材、一緒に働く人に対して誠実に向き合い、目先の結果だけでなくその先に何を残せるかを本気で考える金子氏の姿勢に、強い信頼を感じているとしています。そのうえで、まだ知られていない食材や生産者の魅力をこれまでとは違う形で届けていきたいとコメントしています。

代表取締役CEOの金子氏は、FLYING FOODSを事業会社として独立させるため、長い間コアメンバーを探してきたと説明。求めていたのは「生産者への偏愛」「食材への強い探究心」「未踏の道を楽しめる開拓精神」の3つだったといいます。当初は提携シェフとして田中氏にひとつの商品開発を依頼していましたが、対話を重ねるなかで共にブランドを率いることになったとし、二人のスキルセットを掛け合わせて、こだわりある小規模生産者の支援に取り組んでいくと述べています。

新会社の所在地は東京都新宿区市谷田町一丁目4番地 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス 7階で、資本金は500万円(資本準備金500万円)。希少食材を用いた高付加価値食品の企画・開発・製造・販売を事業内容としています。

出典:株式会社FLYING FOODS

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