# 魚粉を使わないウナギ用飼料「神威ZERO」をフィード・ワンが開発、2026年内の発売を予定

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- カテゴリ: food tech
- 公開日: 2026-10-24
- 更新日: 2026-10-24

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## 魚粉ゼロのウナギ用配合飼料が実用化へ前進

横浜市西区に本社を置くフィード・ワン株式会社（代表取締役社長 庄司 英洋）は、魚粉を使用しないウナギ用配合飼料「神威（カムイ）ZERO」の開発に成功しました。ウナギ用配合飼料の魚粉への依存を減らすことを目指した取り組みです。現在は養鰻生産者と連携してフィールド試験を進めており、実際の養殖環境での有効性や課題を検証しています。

開発の背景には、魚粉をめぐる環境の変化があります。世界的に養殖魚の生産量が増える一方、水産用配合飼料の主要原料である魚粉は、原料となる魚の漁獲状況やエルニーニョ現象などの海洋環境の変化を背景に、価格の高騰や供給の不安定化が課題になっています。同社はこうした状況を踏まえ、養殖業の持続的な発展に貢献するため、魚粉に依存しない配合飼料の研究・開発を続けてきました。

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## 魚粉約70％からの段階的な挑戦

ウナギ用配合飼料では、栄養面に加え、水と練り合わせたときの「練り物性」を確保するためにも良質な魚粉が必要とされ、従来は魚粉を約70％配合した飼料が使われてきました。魚粉への依存度が高いこの分野で、必要な性能を保ちながら魚粉を減らし、さらには使わない飼料を実現することは大きな挑戦とされています。同社のこれまでの主な歩みは次のとおりです。

- 2016年：魚粉配合率60％の飼料「鰻丸」を開発・発売
- 2023年：魚粉配合率40％の飼料「エシカル」を開発・発売
- 2026年：無魚粉飼料「神威ZERO」を開発し、性能向上と普及拡大に向けたフィールド試験を開始

低魚粉飼料については、2026年8月～10月にフィード・ワン水産研究所で社内試験を実施しました。1水槽あたりウナギ125尾を飼養し、従来飼料（魚粉配合率70％）とエシカル（魚粉配合率40％）を比較したところ、エシカル給与区は飼料効率が従来飼料区よりやや低かった一方、日間摂餌率は従来飼料区と同等以上となることが確認されました。

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## 九州の養鰻現場で約38,000尾を対象に試験

無魚粉飼料のフィールド試験は、2026年8月～9月に九州の養鰻生産者の協力を得て行われました。1生簀あたり約38,000尾のウナギを対象に、鰻丸（魚粉配合率60％）と無魚粉飼料の飼育成績を約2ヶ月間にわたって比較しています。主な結果は以下のとおりです。

- 開始総重量（1尾当たり重量）：鰻丸 2,015kg（52.4g/尾）、無魚粉飼料 2,067kg（53.8g/尾）
- 終了総重量（1尾当たり重量）：鰻丸 4,086kg（109.9g/尾）、無魚粉飼料 4,042kg（106.4g/尾）
- 飼料効率：鰻丸 74.9%、無魚粉飼料 62.0%
- 給餌量：鰻丸 2,764kg、無魚粉飼料 3,184kg

無魚粉飼料区の飼料効率は鰻丸給与区を下回りましたが、成長倍率は両区とも約2倍となり、魚粉を使わない飼料でもウナギが摂餌し、成長することが確認されました。この試験で、無魚粉飼料の実用化に向けた可能性とともに、今後改善すべき課題も明らかになっています。同社は飼料効率などのさらなる向上に向け、原料構成や配合設計、製造条件などの検証を進めるとしています。

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## 2026年内の発売予定、魚粉の段階的な低減も提案

「神威ZERO」は2026年内の発売を予定しています。今後はフィールド試験を通じて性能の向上を図り、生産者と連携しながら普及拡大を進める方針です。あわせて、既に販売している低魚粉飼料の活用も含め、それぞれの飼養環境に応じて魚粉使用量を段階的に減らす提案を行い、持続可能な養鰻生産への貢献を目指します。

なお、この無魚粉飼料の開発の取り組みは、2026年10月16日放送のテレビ朝日「グッド！モーニング」でも、魚粉価格の高騰や水産資源を取り巻く環境変化を背景とした、持続可能な養殖の実現に向けた取り組みとして紹介されました。同社は今後も生産者とともに現場での試験を重ね、生産性と持続可能性を両立するウナギ用配合飼料の開発を進めていくとしています。

出典：[フィード・ワン株式会社](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000121312.html)
