# 閉鎖循環式陸上養殖の配管内の汚れ抑制を図る水処理技術、ベルデアクアが特許取得

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- カテゴリ: food tech
- 公開日: 2026-10-26
- 更新日: 2026-10-26

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愛知県一宮市に本社を置く株式会社ベルデアクア（代表取締役：竹廣洋児）が、「水処理システム及び水処理方法」に関する特許（特許第7936645号）を取得しました。特許の登録日は2026年10月7日です。

この技術は、同社の「VA式電解ろ過システム」に関するものです。電気分解によって生成した殺菌成分（次亜塩素酸などの酸化性物質）を含む水を、処理工程の上流側へ還流させます。それによって菌を抑え、有機物などの汚れを分解・除去します。閉鎖循環式陸上養殖では、硫化水素などの発生リスクを低減でき、配管の清掃などの維持管理負担も軽減できるとしています。

![塩素を含む水の還流経路](https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/157117/6/157117-6-a388bae546de31b186051aba1a0aa023-3358x2028.png?width=1200&quality=85%2C65&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff)塩素を含む水の還流経路

## 水質だけでなく「配管の中」にも着目

閉鎖循環式陸上養殖（RAS）では、飼育水を処理しながら繰り返し使います。安定して運用するには、水質を管理するだけでなく、水が通る配管内の環境を保つことも重要です。配管内にたまるスラッジや有機物は、設備を維持管理するうえでの課題です。また、こうした堆積物が原因となる硫化水素などの発生リスクにも対処しなければなりません。

ベルデアクアは「水を巡らせ、未来を潤す」をパーパスに掲げています。独自の電解ろ過技術を活用した閉鎖循環式陸上養殖システムを開発・製造・販売しており、今回は水質管理に加えて、配管内の汚れに目を向けました。電気分解で生成した塩素を水処理に使うだけでなく、塩素を含む水を上流側へ還流させることで、配管内に汚れがたまるのを抑える用途にも活用します。

![還流の効果](https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/157117/6/157117-6-04ff2daa7f5b53d16087ea743ef405ae-2486x1638.png?width=1200&quality=85%2C65&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff)還流の効果

## ベースとなるVA式電解ろ過システムの仕組み

VA式電解ろ過システムは、水に含まれる塩化物イオンを利用し、電気分解によって塩素を生成します。生成した塩素の酸化作用で主にアンモニアの分解と殺菌を行い、その後の工程で残留塩素を取り除きます。基本的な処理の流れは次のとおりです。

- 電気分解で塩素を生成：水に含まれる塩化物イオンから、水処理に使う塩素をつくり出す
- 生成した塩素で水を処理：塩素の酸化作用で、水中のアンモニアを分解し、飼育水を殺菌する
- 処理後の残留塩素を除去：下流の工程で残留塩素を取り除く

## 特許技術のポイントは塩素を含む水の「返送経路」

今回の特許技術では、主流路とは別に水を戻す経路を設けています。水は電気分解部の下流側から取り出し、供給源より下流かつ電気分解部より上流の位置へ戻します。さらに、電気分解前に水へ空気を送り込む「曝気」や、下流での残留塩素除去と組み合わせることもできます。

この返送経路を通って塩素を含む水が還流することで、塩素の作用が還流先の配管内にも届きます。その結果、配管内にスラッジや有機物がたまるのを抑えることを狙っています。アンモニア等を処理するために生成した塩素を、配管内の汚れ抑制にも活用する点が、この技術の特徴です。

### 期待される効果

- 配管内のスラッジ・有機物の蓄積抑制：還流先の配管内で塩素が作用し、汚れがたまりにくい環境を維持する
- 硫化水素などの発生リスクの低減：配管内に堆積するスラッジや有機物を抑え、それらが原因となる硫化水素などの発生リスクを低減する
- 養殖魚のカビ臭（オフフレーバー）の抑制：配管内の汚れを抑え、RASで課題となっている魚のカビ臭の発生を抑制する
- 配管内の硝化抑制による換水率のさらなる低減：配管内での硝化を抑えることで飼育水中の硝酸を低濃度に保ち、換水率をさらに下げられる。水族館などのろ過システム運用でも効果を発揮する
- 安定した養殖運用と維持管理負担の軽減：配管内の環境を保つことで飼育水の安定管理を支え、清掃などの維持管理の負担を軽減する

## 今後の展開と特許の概要

ベルデアクアは今後、この技術を自社の閉鎖循環式陸上養殖システムに取り入れ、より清浄性の高いシステムへと進化させていく方針です。配管内の汚れを抑えることで、水質の安定と、設備の維持管理の負担軽減にもつなげていくとしています。特許の概要は次のとおりです。

- 発明の名称：水処理システム及び水処理方法
- 特許番号：特許第7936645号
- 特許権者：株式会社ベルデアクア
- 出願番号：特願2026-173880
- 出願日：2026年7月16日
- 登録日：2026年10月7日

株式会社ベルデアクアは2023年10月の設立で、所在地は愛知県一宮市多加木5丁目17-34です。陸上養殖システムの研究・開発、製造、販売を手がけています。

出典：[株式会社ベルデアクア](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000157117.html)
