一般社団法人 日本最適化栄養食協会(理事長:伊藤裕)は、2026年10月19日(月)にTokyo Innovation Base(東京都千代田区)で開かれた「フードテック官民協議会 第2回総会/提案・報告会」で、「栄養食品ワーキングチーム」の発足を宣言しました。同じ会場の展示ブースでは、“最適化栄養食”の展示とサンプリングも行いました。

登壇で示した問題意識は「栄養不良の二重負荷」
協会は総会に登壇し、「栄養食品ワーキングチームの発足」について説明しました。その中で、食と主観的ウェルビーイングの間に強い相関があることを示す国際調査のデータを提示しています。
あわせて、中高年の肥満、若年女性の低栄養、高齢者のフレイルといった「栄養不良の二重負荷」が進んでいる点を取り上げました。こうした状況のなかで、日常の食事を通じた未病段階で栄養バランスを整えることが重要だと訴えています。
統一規格がない完全栄養食市場に「共通ルール」を
協会は、完全栄養食の市場が急成長している一方で、統一された規格がなく、各社がそれぞれの基準で事業を展開している現状も指摘しました。消費者の混乱を防ぎ、市場が健全に発展するためには「共通ルール」の整備が欠かせないとしています。
そのために産学官の知見を結集し、日本主導での国際標準の策定を目指す方針を説明しました。

会場ブースでは認証製品をサンプリング
会場内の特設ブースでは、“最適化栄養食”の紹介と認証製品のサンプリングを実施しました。協会によると、主要な栄養素のバランスが適切に調整されたフードテックの実装事例として、多くの来場者から高い関心が寄せられたということです。
協会は今後も、「栄養食品ワーキングチーム」の活動などを通じ、多様なステークホルダーとともに、食と健康にかかわる社会課題の解決を目指すとしています。
“最適化栄養食”と認証マークの仕組み
“最適化栄養食”とは、年齢や性別、生活習慣など一人ひとりの状態に合わせて主要な栄養素がバランスよく適切に調整され、対象者の健康に与える影響がヒト試験などで検証された食のことです。協会はその栄養設計を登録し、製品認証を行ってきました。
認証マークは、協会に登録された栄養設計基準を過不足なく満たすことのできた製品にのみ付与されます。2023年7月に初めて認証されて以来、認証製品の累計出荷数は5400万食を突破しました(2023年7月3日~2026年3月31日の「最適化栄養食協会認証製品」の累計出荷数から算出、協会調べ)。
協会は、年齢や性別、生活習慣など一人ひとりの状態に合わせて主要な栄養素がバランスよく適切に調整された食を通じ、人々のウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること)に資することを目的として、次の事業を行っています。
- “最適化栄養食”およびその評価に関する規格化
- “最適化栄養食”の栄養設計基準登録、製品認証
- “最適化栄養食”に関する調査研究
- “最適化栄養食”の普及に関する活動
- 上記のほか、協会の目的を達成するために必要な事業





