# 松阪牛発祥の地「深野」を社名に　株式会社福商が「松阪深野牧場株式会社」へ商号変更、伝統肥育の継承と地域IPに挑む

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- カテゴリ: 地域農業
- 公開日: 2026-10-29
- 更新日: 2026-10-29

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株式会社福商（本社：東京都千代田区、代表取締役：豊岡舞子）は、2026年10月2日付で商号を「松阪深野牧場株式会社」に変更しました。登記申請は同日の10月2日に済ませており、法務局での登記手続きは11月4日に完了する予定です。

新しい社名には、松阪牛発祥の地として知られる三重県松阪市飯南町深野の地名を採りました。同社は今後、長年受け継がれてきた伝統的な肥育技術の継承とあわせて、地域資源を活かした商品開発、販促、地域活性化の取り組みをさらに進めていくとしています。同社が目指しているのは、高級食材を販売することだけではありません。生産者の技術や土地の歴史・文化、手間を惜しまないものづくりの背景までを、一つの価値として伝えることです。

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## 牛舎は40〜50軒ほどからわずか4軒に　深野に残る昔ながらの肥育文化

松阪牛は世界的な高級和牛ブランドとして知られています。一方で、発祥の地とされる深野の歴史や、そこで受け継がれてきた肥育文化は、まだ十分に知られていません。かつて深野には40〜50軒ほどの牛舎がありましたが、現在はわずか4軒にまで減っています。それでもこの地では、一頭一頭の状態を見極めながら人の手で餌を与え、長い年月をかけて育てる昔ながらの肥育が今も続いています。なかでも、900日以上の長期肥育など厳しい条件を満たす「特産松阪牛」は、生産頭数が限られた希少な存在です。

同社は、「松阪牛の神様」とも呼ばれる伝説的な肥育家・栃木治郎氏が築いた牛舎と肥育技術を、後継者の阪倉達也氏とともに未来へつなぐ取り組みを進めています。同社が重視しているのは、牛肉の品質だけではありません。その一頭がどのような環境で、誰の手によって、どれほどの時間をかけて育てられたのか。こうした目に見えにくい背景にこそ、次世代へ残すべき価値があると考えています。

代表の豊岡は約20年にわたり、着物、ジュエリー、ウェディングドレス、ファッションなどの高級商材に携わり、販売、接客、人材育成、ブランディングなどに取り組んできました。その中で一貫して大切にしてきたのが、「本当に価値があるものを、相手に伝わるように伝える」という考え方です。豊岡は、着物も松阪牛も、その価値は商品そのものだけでなく、土地の歴史や職人・生産者の技術、受け継がれてきた文化の中にあると捉えています。高級商材の世界で培った経験は、現在の松阪牛事業や地域資源のブランディングにもつながっています。

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## トレカ、法人ギフト、地域IP　背景を「伝わる価値」に変える取り組み

同社は、特産松阪牛の生産・流通・販売に加えて、その背景にある歴史や文化、生産者の技術を「伝わる価値」へ変える取り組みを進めています。その考え方の一つが、地域資源を「発見・編集・証明・商品化・展開」することです。具体的には、次のような取り組みがあります。

- 松阪牛トレーディングカード：松阪牛一頭一頭の履歴や生産者、産地の物語を、手元に残るカードとして伝える企画です。「松阪牛を食べた」という体験だけで終わらせず、その背景を知り、記憶し、集める楽しさにつなげることを目指しています。
- 法人ギフト・販促イベントへの活用：ゴルフイベントでの特産松阪牛の贈答企画、丸の内のカレーキッチンカーへの食材提供、高級飲食店でのメニュー展開などで、特産松阪牛の価値を伝えています。産地の歴史や生産者の想いまで届けることで、受け取る人の記憶に残るギフトや体験を生み出すことを目指しています。
- 深野の地域資源の活用：深野には、清らかな水、日本の棚田百選に選ばれた美しい農村風景、米や農産物、松阪和紙をはじめとする工芸、歴史や伝統文化などがあります。同社は、こうした地域資源を商品開発や観光・体験、地域の仕事づくりにつなげることを検討しています。

地域資源の活用にあたっては、地域固有の歴史・文化・技術をブランド資産として活かす「地域IP」の考え方を取り入れています。これにより、地域と企業の双方に価値が残る仕組みをつくることを目指しています。

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## 講演とラジオ出演で、深野の価値を発信

### 「第74回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー秋2026」で特別講演

2026年10月15日、東京・池袋のサンシャインシティで、株式会社ビジネスガイド社主催の「第74回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー秋2026」が開催され、豊岡が特別講演に登壇しました。講演テーマは「日本に眠る地域IPを、販促と社会貢献の力に変える ―松阪牛発祥の地・深野から始まる、トレカ・ギフト・地域復興の新しい形―」です。講演では深野を事例に、特産松阪牛の生産背景を伝えるトレーディングカードや法人ギフト、地域文化を活かした販促企画などを紹介しました。また、生産者、企業、自治体、地域事業者が連携することで、地域資源を持続可能な事業へつなげていく考え方も共有しました。

### interfm「Why So Good?」にゲスト出演

2026年10月22日放送のinterfm「Why So Good?」（株式会社まぐまぐ制作）には、豊岡がゲストとして出演し、「本物の価値を、どう伝えるか」をテーマに語りました。番組には大島紬の着物をまとって出演し、深野との出会い、栃木治郎氏の肥育文化、地域の伝統を次世代へ継承する活動などについて話しています。豊岡の出演部分は、10月22日放送分の前半として、現在ポッドキャスト（JFN Pods）で公開されています。

- 番組名：Why So Good?
- 放送局：interfm
- 放送日：2026年10月22日（木）25:00
- 出演：越川慎司氏、上條美沙子氏
- ゲスト：豊岡舞子（松阪深野牧場株式会社 代表取締役）

今回の商号変更を機に、松阪深野牧場株式会社は、深野の伝統肥育の継承と地域資源の価値発信をさらに推し進めていきます。今後は、特産松阪牛の生産・流通・販売を通じた伝統肥育の継承を基盤として、地域資源を活かした商品開発、企業向け販促企画、地域事業者との連携などに取り組む方針です。なお、同社の松阪拠点は三重県松阪市飯南町深野1903番地にあります。

出典：[株式会社福商](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000179629.html)
