ソラミツCBDC株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:武宮誠)は、バングラデシュ人民共和国で現地調査を始めました。中央銀行デジタル通貨(CBDC)を含むデジタル通貨を使えるかどうかを調べるもので、農業の脱炭素化と金融包摂を進めることを目的としています。
この調査は、株式会社両備システムズとの共同事業を土台にしています。両備システムズは、東京都の「グローバルサウスのGX促進プロジェクト」に採択されています。共同事業では、AWD農法によって生まれる環境価値を農家に還元する仕組みを検討します。
水を張る期間と乾かす期間を交互に設けるAWD農法
AWD農法は水田の水管理の手法です。水を張る期間と乾かす期間を交互に設けることで、稲作から出るメタンの量を減らすことを目指します。
今回の取り組みでは、この排出削減と、デジタル通貨による農家への価値還元を組み合わせます。農家の継続的な参加を後押しする仕組みを検討する計画です。
排出削減の計測から農家への還元までを一連のモデルに
検討するモデルは、次の流れで構成されます。
- AWD農法による排出削減量の計測・認証
- カーボンクレジットの創出
- デジタル通貨を活用した参加農家への価値還元
ソラミツCBDCは、現地の制度、既存の金融・決済サービス、農家の利用環境などを調べます。そのうえで、還元された資金を農家が日々の暮らしや営農活動で使えるような仕組みづくりを目指します。この取り組みにより、バングラデシュでの決済のデジタル化と、金融サービスへのアクセス向上を後押しする考えです。あわせて、農家の所得向上、農業の持続的な発展、地域経済の活性化への貢献を目指しています。
実証に向けた計画づくりと、その先の事業展開
今後は現地調査の結果をもとに、既存の金融・決済サービスと連携できるかどうかや、制度面・運用面の要件を整理します。そのうえで、実証に向けた具体的な計画を検討します。どの種類のデジタル通貨を使うか、どのように運用するかは、現地の制度や関係機関との協議を踏まえて検討する方針です。
将来的には、農業GXとデジタル金融を組み合わせたモデルを広げていく考えです。それにより、現地でのシステム運用、利用者支援、人材育成などの事業機会を増やし、雇用創出にもつながる持続可能な事業展開を目指します。
ソラミツCBDCとソラミツについて
ソラミツCBDCは2024年3月に設立されました。ソラミツから事業分割して誕生した企業で、ソラミツが長年培ってきたソフトウエア資産、知財、ビジネス開拓や開発を担う人員、ノウハウや経験などを受け継いでいます。主に海外向けに、ブロックチェーンを活用したCBDCシステムや貯蓄国債システムのビジネス開拓と開発を担当しています。ソラミツは2016年2月に設立されたフィンテック企業で、デジタル資産管理とデジタルIDの分野で、ブロックチェーンを活用したソリューションを提供しています。
出典:ソラミツ株式会社





