福島産農産物を活かす、新しいドリンクの形
「KIKU stand」の最大の特徴は、「砂糖不使用。なのに、ちゃんと甘い。」という点です。これは、米のでんぷんに「酵素」(生物の体内で化学反応を助けるタンパク質で、ここでは米のデンプンを糖に変える働きを指します)を働かせることで、米が持つ本来の甘さを引き出しているからです。健康志向が高まる中で、砂糖を使わない商品づくりは、消費者のニーズに応えるだけでなく、農産物の新たな魅力を引き出す可能性を秘めています。
使用する主な原料は、福島県産の米、桃、ブルーベリーです。これらの地元の豊かな恵みを、ビネガー、ビタミン、プロテインの3つのカテゴリーに分けて展開します。例えば、桃やブルーベリーはドリンクに彩りと果実感を加え、米は自然な甘さの土台となります。規格外品となってしまいがちな農産物も、このような加工品として活用することで、新たな収益源につながるかもしれません。

地域の発酵技術が支える、魅力的なブランドづくり
この新しいドリンクの味わいを支えているのは、白河市で長年培われてきた山口こうじ店の「発酵技術」(微生物の働きを利用して、食品の風味や保存性を高める技術)です。伝統的な技術を現代のライフスタイルに合わせた形で届ける、この挑戦は、地域の生産者にとっても大きなヒントとなるでしょう。
山口こうじ店の代表・山口和真氏は、「地域の素材と、これまで培ってきた技術を、今の暮らしに合う形で届けたい」と語っています。また、協業パートナーである株式会社ゆいまーるの代表・島袋尚美氏は、「砂糖を使わないことを我慢の理由にせず、自然に『これ、おいしい』と思ってもらえる一杯を目指している」とコメントしており、おいしさと健康を両立させるこだわりが伺えます。

新たな販路と、地域から全国への展望
今回が「KIKU stand」として初めての出店となる福島駅西口は、県内外から多くの人が行き交う場所です。このようなターミナル駅での期間限定出店は、ブランドの認知度を高める絶好の機会であり、生産者にとっても自社農産物の加工品を幅広い層に届けるための販路開拓の参考になるでしょう。
ドリンクだけでなく、白砂糖不使用・米粉のしっとりどら焼きも販売されます。これもまた、地域の米粉を活用した魅力的な加工品であり、農産物の多角的な利用方法を示しています。山口代表は、この福島駅での出店を足がかりに、「福島から全国へ新しい一杯を広げていく」と、今後の展開にも意欲を見せています。

出店概要
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店舗名: KIKU stand 福島駅西口ポップアップ
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期間: 2026年8月17日(月) ~ 9月18日(金)
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会場: 福島駅西口パワーシティPivot 1階
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住所: 〒960-8031 福島県福島市栄町1-1
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主な商品: Vinegar/Vitamin/Proteinのドリンク、白砂糖不使用・米粉のしっとりどら焼き(福島県産桃を使った限定ドリンクも販売予定)
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価格帯: ドリンク 430円~530円、どら焼き 各480円(税込)
「KIKU stand」は、地域の素材と伝統技術を活かし、現代のニーズに応える新しい商品を生み出す好事例です。生産者の皆さんも、ご自身の農産物をどのように加工し、どのような販路で展開していくか、考えるきっかけになるのではないでしょうか。ぜひ、この機会に福島駅で新しいドリンク体験をしてみてはいかがでしょうか。






