バイオガスプラントから生まれる、にんにくの新ブランド「THE GARLIC & LAB」が始動
山形県米沢市で、地域資源を循環させる画期的な食のブランドが誕生しました。環境プラントエンジニアリングの株式会社ハイポテックが立ち上げた「THE GARLIC & LAB」は、自社運営のメタン発酵バイオガスプラントから生じる「消化液(しょうかえき)」を有機肥料として活用し、にんにくの栽培から加工、そして全国への販売までを一貫して手がける「6次産業化」に挑戦します。

資源を無駄なく活かすバイオガスプラントの消化液
ハイポテック社は、2020年から米沢市でメタン発酵バイオガスプラントを運営しています。このプラントでは、地元の農家から出る牛ふんや食品加工会社の食品残渣(しょくひんざんさ)などをメタン発酵させ、再生可能エネルギーであるバイオガスを生成しています。

メタン発酵の過程で生じる「消化液」には、作物の生育に必要な栄養分が豊富に含まれています。この消化液は、これまで廃棄物として処理されることもありましたが、「THE GARLIC & LAB」では、これを貴重な有機肥料として、2023年から自社圃場(ほじょう)でのにんにく栽培に活用しています。
米沢の気候を活かしたにんにく栽培と6次産業化への展望
数ある作物の中からにんにくを選んだ理由の一つは、米沢の寒冷な気候に適した品種があることです。地域の特性を最大限に活かせるだけでなく、にんにくは生鮮品としてだけでなく、オイル、ペースト、黒にんにくなど、様々な加工品に展開できる大きな可能性を秘めています。
「THE GARLIC & LAB」では、このにんにくをただ栽培するだけでなく、加工・販売までを一貫して行う「6次産業化」を目指しています。6次産業化とは、農産物の生産(1次産業)だけでなく、加工(2次産業)や流通・販売(3次産業)までを手がけることで、生産物の価値を高める取り組みです。
2026年10月には、加工・製造拠点となる新工場がバイオガスプラントに隣接して竣工する予定です。この新工場では、プラントで発生する余剰熱(よじょうねつ)も活用し、消化液と合わせてプラントから生まれる資源とエネルギーを事業全体で有効に利用する計画です。

地域資源の循環が生み出す新たな食の体験
「THE GARLIC & LAB」が目指すのは、地域資源の循環という背景を大切にしながら、食品としてのおいしさだけでなく、日々の食卓を豊かにする魅力的な商品を提供することです。2027年にはECサイトを開設し、加工商品を全国の消費者へ届ける予定です。
この取り組みは、エネルギー生産から農業、そして食へとつながる地域資源循環の新たなモデルを米沢から全国に発信するものです。
生産者・農業関連事業者の方々へ
このプロジェクトは、バイオガスプラントの副産物である消化液を肥料として活用し、地域の気候に適した作物を栽培、さらに加工・販売まで手がけることで、農業に新たな付加価値を生み出す先進的な事例です。
今回の発表では、外部の生産者向けの具体的な募集や、導入コスト、支援制度の条件などについての詳細は示されていません。しかし、持続可能な農業経営や地域資源の有効活用、そして生産物の高付加価値化を目指す上で、この「THE GARLIC & LAB」の挑戦は、非常に参考になるモデルと言えるでしょう。
将来的に、このような地域循環型農業のモデルが全国に広がることで、生産者の皆さんの新たなビジネスチャンスや、環境に配慮した農業の選択肢が増えることが期待されます。
関連情報
「THE GARLIC & LAB」の最新情報は、以下の公式ウェブサイトやSNSで確認できます。
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ブランドサイト: https://thegarlicandlab.com
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Instagram: https://www.instagram.com/thegarlicandlab/

会社概要
名称:THE GARLIC & LAB(ザ・ガーリック・アンド・ラボ)
所在地:山形県米沢市(株式会社ハイポテック メタン発酵バイオガスプラント隣接地)
竣工:2026年10月(予定)
会社名: 株式会社ハイポテック
代表者: 代表取締役社長 佐竹英明
所在地: 東京都中央区八丁堀3-22-13 PMO八丁堀ビル6階
設立: 1997年4月1日
URL: https://hipotech.co.jp/





