生産者

農業・畜産・食分野の未来を拓く人材が集結!「あぐりナビ就活FES.」開催報告

開催の背景と目的

農業・畜産・食分野では、若手人材の不足が深刻化しています。一方で、この分野に興味を持つ学生にとっては、実際に企業と直接話す機会が限られているのが現状です。このイベントは、就職活動が本格化する前のタイミングで、農業・畜産法人、個人農家、そして生産者を支える流通・資材・種苗などの関連企業が一堂に会する場を提供しました。

学生だけでなく、第二新卒や中途の求職者にも門戸を開き、農・食に関わる多様なキャリアの選択肢を知ってもらうことも目的の一つでした。このような機会を通じて、業界への理解を深め、新たな担い手の発掘を目指しています。

イベント当日の様子

セミナーとトークセッションで業界の魅力を発信

イベントでは、来場者がブースを効率的に回れるように、開催前に「あぐりナビ就活FES.を最大限活かそう!プチセミナー」が実施されました。これにより、「どのブースから回ればいいか分からない」といった来場者の不安を解消し、有意義な時間につながるようサポートが行われました。

プロジェクターに今日の予定が表示された会場で、多くの参加者が熱心に講演を聞いている様子

また、スペシャルトークセッションでは、3組のゲストが登壇しました。東京大学卒業後に米農家を継いだ「米利休」氏が自身のキャリアの葛藤と農業への挑戦を語ったほか、2026年4月に発足した「JR東日本豊里創生株式会社」の代表取締役社長がJR東日本と農業の関わりや今後の展望を紹介。さらに、産直通販「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンからは、生産者と消費者をつなぐ農業スタートアップの仕事が紹介され、多くの来場者が熱心に耳を傾けました。

黒いジャケットを着た若い男性が、マイクを片手に身振り手振りでスピーチやプレゼンテーションを行っています

明るい室内で、男性がマイクを持って聴衆にプレゼンテーションを行っています

活気あふれる出展ブース

会場には40社の出展ブースが並び、各社が学生や求職者に向けて仕事内容や夏季インターンシップの情報を直接紹介しました。参加者は興味のある企業の担当者と直接対話することで、業界や企業の理解を深めることができました。

女性がプロジェクターを使って参加者に向けてプレゼンテーションを行っている

株式会社タナカバナナによる「薬膳ばなな」のプレゼンテーションが行われている様子

ヤンマーアグリジャパン株式会社のブースで、担当者が参加者たちに会社説明を行っている様子

来場者のデータと声

今回のイベントでは、195名が来場し、ブース訪問数は延べ929件に上りました。これは、1社あたり平均23.2名、1名あたり平均4.8社のブースを訪問した計算になります。

新卒学生の関心の高さ

来場者の73%(143名)を新卒学生が占め、特に28卒(現在の大学3年生に相当)が84名と最多でした。これは、夏のインターンシップを探す学年層が中心であったことを示しています。

新卒と中途入社者の内訳を円グラフで示したものです

学年別の来場者数を示す棒グラフです

専攻別では「生物・理工・環境系」「食品」「植物」の学生が多く、農学部以外の理工系や食品系の学生からの関心も高いことがうかがえました。

新卒143名を対象とした、専攻別の来場者数を示す棒グラフです

学校別では東京農業大学が最多の22名でしたが、早稲田大学や一橋大学など、農学部を持たない大学の理工系学生の参加も目立ちました。

新卒者143名の学校別来場者数を示した棒グラフです

中途求職者の参加も

中途の求職者は52名が来場し、20代を中心に幅広い年代からの参加がありました。

年代別の来場者数を示した棒グラフです

参加者の満足度

来場者アンケートでは、「とても満足した」が64.4%、「どちらかといえば満足した」が33.7%となり、合わせて98.1%の来場者がイベントに満足したと回答しました。

来場者の満足度調査結果を示す棒グラフです

具体的な声としては、「以前よりも出展企業の幅が広がり、魅力的だった」「食や農業に関わる仕事の楽しさややりがいを直接聞くことができ、進路の選択肢が広がった」「多様な経営形態の農業について知ることができた」といった意見が寄せられています。

出展企業からも「若い方が数多く話を聞きに来てくれた」「新卒だけでなく中途の来場者もバランス良く来場しており満足した」「参加者の農業や一次産業への熱量が高かった」といった声が聞かれ、人材確保の手応えを感じたようです。

3人の若い男性が並んで座り、カメラに向かって笑顔を見せています

今後の展開

「あぐりナビ就活FES.」は、次回2026年10月3日に東京での開催を予定しています。次回は農業・畜産・食分野の企業に加え、地方自治体も参加する予定です。新卒・中途を問わず、新規就農を目指す方や雇用就農を考えている方など、幅広い層の来場者と出展企業をつなぐ場として、さらに規模を拡大していくことでしょう。

農業・畜産・食分野でのキャリアを考えている方は、ぜひ次回のイベント情報をチェックしてみてください。

次回の参加はこちら:
https://www.agri-navi.com/lp/shukatsufes2026/autumn/

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