スマート農業

土壌炭素で新たな収入源を!サグリが東京都事業で推進する「カーボンファーミング」とは?

農業の新しい形!土壌炭素を増やして「稼ぐ」チャンスが北海道から

「もっと収入を増やしたいけど、新しいことに挑戦する時間がない…」「環境に良い農業に取り組みたいけど、どうすればいいか分からない…」そんな悩みを抱える生産者の皆さんに、朗報です。

サグリ株式会社が、東京都が実施する「令和8年度CDRクレジット創出促進事業」に採択されました。この事業では、北海道を舞台に、土壌に炭素を貯め込む「カーボンファーミング」という農法を広め、それによって生まれる「CDRクレジット」を新たな収入源にするビジネスモデルの実証を目指します。

Satellite x AI x Grid Sagri

カーボンファーミングって何?CDRクレジットでどう稼ぐの?

「カーボンファーミング」とは、耕うんを減らしたり、特定の作物を植えたりすることで、農地の土壌に空気中の二酸化炭素(CO₂)を貯め込む農法のことです。土壌中の有機炭素(SOC)が増えることで、土が豊かになり、CO₂削減にも貢献できる、まさに一石二鳥の取り組みなんです。

そして、「CDRクレジット」は、このカーボンファーミングによって吸収・除去されたCO₂の量を「排出権」として取引できる仕組みです。企業は、自社のCO₂排出量を相殺するためにこのクレジットを購入するので、生産者は環境に貢献しながら、新たな収益を得られる可能性があるわけですね。

現場の負担を減らす「スマート技術」が鍵

「でも、新しい農法やデータ管理は手間がかかるんじゃない?」と心配な方もいるかもしれません。ご安心ください。

サグリは、衛星データと「デジタルMRV技術」(測定・報告・検証のプロセスをデジタルで効率化する技術)を活用します。これにより、農地の土壌炭素貯留量を自動で可視化したり、営農データを効率的に管理したりできるため、生産者の皆さんの実務負担をぐっと抑えられます。つまり、普段の農業に少し工夫を加えるだけで、環境貢献と収入アップが期待できる、というわけです。

北海道での実証事業、その狙いは?

2026年度から2028年度までの3年間、北海道の農地で、このカーボンファーミングとCDRクレジット創出のモデルが検証されます。

  1. カーボンファーミングの推進とクレジット創出
    北海道の農地でカーボンファーミングを広げ、土壌に貯留された有機炭素をCDRクレジットとして生み出すことを目指します。
  2. 生産者と企業が共に潤うビジネスモデル
    生産者の皆さんは、少ない手間で新たなクレジット収益を得られます。一方、都内企業は、この国産CDRクレジットを調達することで、脱炭素化を進めることができます。このように、生産者と企業、双方がメリットを享受できる持続可能なビジネスモデルの成立性を確かめます。

今後の展開と参加への道

サグリは、この北海道での実証事業を通じて、カーボンファーミングを核としたCDRクレジット創出モデルを確立することを目指しています。将来的には、このモデルを日本国内だけでなく、世界中の農業地帯へ広げ、気候変動対策と持続可能な農業の両立に貢献していくとのことです。

もし、この取り組みにご興味をお持ちの生産者さんや農業関連事業者さんがいらっしゃいましたら、ぜひサグリ株式会社へお問い合わせてみてください。新たな農業の可能性が、ここから生まれるかもしれません。

東京都「CDRクレジット創出促進事業」について

本事業は、大気中のCO₂吸収・除去(CDR)に資するカーボンクレジットの創出を促進するため、東京都が事業者の実証事業を支援するものです。

サグリ株式会社へのお問い合わせ

国内外での連携や実証、サグリのソリューションにご関心をお持ちの企業・団体の皆さまは、ぜひお気軽にお問い合わせください。

  • お問い合わせ先:agri-innovation-dev@sagri.co.jp

サグリ株式会社について

サグリ株式会社は「人類と地球の共存を実現する」をビジョンに掲げ、2018年に兵庫県で創業した岐阜大学発のスタートアップ企業です。AIを用いた衛星データ解析技術を主軸に、持続可能な農業の実現と地球環境の課題解決を目指しています。これまでにも、耕作放棄地を検出するアプリ「アクタバ」や、農地のカーボントレーサビリティーを支援する「SagriVision」など、現場で役立つ多様なサービスを提供しています。