地域農業

市町村別で作付面積日本一の「深谷ブロッコリー」、指定野菜追加を機に「深谷ねぎ」に続くブランドへ本格始動

市町村別で作付面積日本一の「深谷ブロッコリー」、指定野菜追加を機に「深谷ねぎ」に続くブランドへ本格始動

埼玉県深谷市は、ブロッコリーを「深谷ねぎ」に続く新たな地域ブランドに育てるため、『深谷ブロッコリー』の認知拡大と消費促進に本格的に取り組みます。きっかけは、2026年4月にブロッコリーが国の「指定野菜」に加わったことです。指定野菜への追加は1974年以来52年ぶりで、市はこの節目を足がかりに、産地の魅力を全国へ発信していくとしています。

深谷ブロッコリーロゴ
深谷ブロッコリーロゴ

数字で見る産地・深谷のブロッコリー

深谷市は、ブロッコリーの作付面積、経営体数、産出額のいずれでも市町村別で日本一を誇る産地です。具体的な規模は次のとおりです(出典:2020年農林業センサス/農林水産省 令和5年市町村別農業産出額(推計))。

  • 作付面積:615ha
  • 経営体数:678経営体
  • 産出額:22億8千万円

市内でも岡部地区は特に栽培が盛んです。収穫は秋から春にかけて行われ、毎年11月頃から出荷の最盛期に入ります。厳しい寒さにじっくり耐えて育つため甘みが強まり、みずみずしさと、茎まで食べられる柔らかさが特徴です。市は今後、ブロッコリーをテーマにしたさまざまなイベントやPR活動を展開し、『農業王国ふかや』の盛り上げにつなげる考えです。

深谷ブロッコリー1
深谷ブロッコリー1

旬に合わせて広がる発信の取り組み

産業祭に「深谷ブロ活ブース」が登場

第21回深谷市産業祭農業部門 農業王国ふかや「やっちゃ場」では、『深谷ブロッコリー』のPR特設ブース「深谷ブロ活ブース」を設けます。テーマは「深く!うまい深谷ブロッコリー」。ブロッコリーを食卓の主役として味わってもらうことを目指し、ブロッコリーをたっぷり使った調理方法を提案します。

ブースでは、食品メーカーと協力して開発したブロッコリー料理や、深谷市出身で日本栄養大学に在籍する学生が考案・開発したレシピなどを紹介し、レシピブックも配布します。開発した料理の試食会も行い、家庭で実践できるブロッコリー料理のおいしさを体験してもらうことで、認知度向上と地産地消につなげる狙いです。

  • 日程:2026年11月7日(土)10時~16時、11月8日(日)10時~15時
  • 会場:深谷市役所市民広場、正面玄関前ピロティ及びレンガコリドー(深谷市仲町11-1)
  • 主催:深谷市産業振興部農業振興課
  • 出展協力:株式会社味の素コミュニケーションズ(東京都中央区八丁堀2-9-1)、竹本油脂株式会社(愛知県蒲郡市港町2-5)、日本栄養大学学生 柳咲妃さん(やなぎ さき/深谷市出身)

駅の階段装飾と川柳イベント

JR深谷駅南口では、階段2カ所に『深谷ブロッコリー』のデザインをあしらった装飾を施しました。公開は2026年10月14日(水)からで、絵柄のサイズは高さ1.6m×横1.6mです。通勤・通学や旅行で駅を使う多くの人に、ブロッコリーを身近に感じてもらうための試みです。

また、一般社団法人深谷青年会議所は、イベント「深谷の農産物トップブランドへの更なる挑戦~ネギの次は、あなたの番だ。~」を開催します。旬を目前に控えた『深谷ブロッコリー』に親しみを持ってもらい、『深谷ねぎ』に次ぐ市のブランドを目指してPRするもので、ブロッコリーに関する川柳を募集して発表します。事前に募った作品から最優秀賞を選ぶほか、当日も来場者から川柳を募り、イベント内で発表します。問い合わせ先は人間力開発委員会 委員長 西條さん(090-8019-8927)です。

深谷ブロッコリー2
深谷ブロッコリー2

これまでに重ねてきたPR活動

市はスポーツ分野とも連携してきました。地域包括連携を結ぶ強豪ラグビーチーム、埼玉パナソニックワイルドナイツには、筋肉づくりに効果的ともいわれる『深谷ブロッコリー』500株を贈り、選手の身体づくりを支えるとともにリーグ制覇に向けて激励しました。ミラノ・コルティナ2026パラリンピックで銀メダルを2つ獲得した村岡桃佳選手のメダル獲得報告会では、深谷市園芸協会から『深谷ブロッコリー』を、深谷市からブロッコリーブーケを贈呈しています。

道の駅おかべでも、指定野菜への追加が発表されて以降、市内の飲食店と協力した認知度向上の取り組みなどを続けています。指定野菜に追加された2026年4月には「春のブロタマつり~適度な運動&タンパク質CHARGE~」を開き、市内飲食店と協力したオリジナルグルメの提供、ブロッコリーの茎をおいしく食べる企画、重さ当てクイズなどを実施しました。2024年10月に道の駅内に設置したブロッコリー神社を活用し、健康祈願や肉体改造を祈念する御朱印を作る「御朱印スタンプラリー×ブロッコリー神社」や、ブロッコリーのおいしさと栄養価、健康の楽しさをダンスで体験する「ブロッコリー体操」など、全身で『深谷ブロッコリー』に触れられる催しも行いました。

出典:深谷市

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