都市型農園の運営などを手がけるプランティオ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:芹澤 孝悦)は、東京都板橋区の「板橋区史跡公園(仮称)の歴史的資源を活用した交流事業」で委託事業者に選ばれ、業務を始めました。同社は、農と食の民主化を目指し、誰もがどこでも参加できる「アグリ・フード・インフラ」の社会実装を進めるソーシャルインパクトスタートアップです。
この事業の舞台は板橋区加賀です。江戸時代にこの地へ加賀藩の下屋敷が置かれていた歴史を活かし、区立板橋第五中学校の生徒たちが中心となって、加賀伝統野菜の栽培と探究学習に取り組みます。農体験や地域との連携を通じて、歴史と未来、人と地域をつなぐ持続可能なコミュニティを形成し、地域ブランドを高めることを目指します。

加賀藩下屋敷の歴史を「生きた歴史」に
板橋区は、令和11年度中の開園を予定している「板橋区史跡公園(仮称)」と「(仮称)産業ミュージアム」の整備を進めています。現在の板橋区加賀の周辺には、江戸時代に加賀藩前田家の下屋敷がありました。そこでは、加賀から運ばれた種で野菜が栽培されていたといいます。
事業の目的は、この歴史的資源を活用し、加賀伝統野菜の栽培や地域交流を通じて「生きた歴史(リビング・ヘリテージ)」を生み出すことです。あわせて、開園に向けた気運の醸成と地域の活性化を図ります。プランティオは、これまで培ってきた都市型農園(アーバンファーミング)の運営ノウハウ、IoT/AI技術、環境教育プログラムを活用します。生徒たちが楽しみながら自発的に関われる環境を整え、地域全体を巻き込んだプログラムを展開する方針です。

中学校の農園でデータを取りながら栽培
中学生が主役の「加賀伝統野菜リブランディングプロジェクト」
板橋区立板橋第五中学校の敷地内にプランター農園を設け、アンバサダーを務める生徒たちとともに、打木源助大根や加賀一本太葱などの加賀伝統野菜を育てます。具体的な取り組みは次のとおりです。
- IoT技術の活用:プランティオが展開する「grow CONNECT」等のIoTセンサーを設置し、気温や土壌水分量などの栽培データを自動で収集します。生徒がアプリを通じて日常的に生育状況を観察し、記録できる仕組みを構築します。
- 地域・金沢市との連携:金沢市農業水産振興課や地元の協力者、種苗店などの協力を得て、専門的な技術指導や食育プログラムを実施します。
地域資源を循環させる農業を実践
地元のクラフトビール醸造所「TOKYO ALEWORKS」から醸造廃棄物である廃麦の提供を受け、土壌改良材やマルチング資材として活用します。さらに、校内に設置したコンポストで堆肥づくりにも取り組み、環境への配慮と地域循環について学ぶ機会を提供します。

「いたばし農業まつり」で謎解きラリーを企画
プロジェクトは、区内最大級のイベント「いたばし農業まつり」に特設ブースを出展します。事業の周知や「板橋区史跡公園(仮称)」の開園に向けた気運の醸成とともに、地域住民に加賀伝統野菜の魅力や歴史に触れてもらうことが狙いです。当日は、プロジェクトに参加する板橋第五中学校の生徒たちが主体となって考えた、子どもから大人まで楽しめる参加型企画を実施し、地域との交流を図ります。
連動企画として予定されているのが「加賀伝統野菜謎解きラリー(仮称)」です。会場内を巡りながら、加賀伝統野菜の歴史や特徴、旬、食べ方などにまつわるクイズに挑戦する体験型イベントで、問題や掲示物は生徒たちがアイデアを出し合って制作します。全問正解者には、野菜の種などの特典が用意されます。
- 開催日:2026年11月14日(土)・15日(日)
- 場所:いたばし農業まつり会場内(赤塚体育館通り周辺)
出典:プランティオ株式会社





