宮崎県都農町(つのちょう)が、実りの秋から美食の季節に向けて、町を代表する食の魅力を紹介しています。主役は、今年30周年を迎えた看板ブランド「都農ワイン」です。あわせて、宮崎牛や鰻の蒲焼といった逸品と、11月に開かれる都農ワインのイベントも取り上げています。

農業・畜産業が町を支える「食の宝庫」
都農町は、宮崎県のほぼ中央東部にある人口約1万人の町です。東は太平洋(日向灘)に面し、西は尾鈴山(おすずやま)に抱かれています。宮崎空港からは車で約1時間です。温暖な気候と豊かな自然環境を背景に、農業・畜産業を中心とした一次産業が町の基幹産業となっています。
町名の由来のとおり、古くから実り豊かな土地柄です。尾鈴山系の清流と全国トップクラスの日照時間が、高品質な農畜産物を育む土台となっています。町の3大看板グルメは「都農ワイン」「宮崎牛」「鰻」です。このほか、糖度の高いぶどうやトマトなどの青果、日向灘で獲れる「みやざき金ふぐ」など、山・里・海の食材がそろっています。

「南国でのワイン造りは不可能」を覆した都農ワイン
都農ワインは、「南国でのワイン造りは不可能」という当時の常識を覆して始まりました。年間降水量が極めて多く高温多湿な宮崎県は、本来ワイン用ブドウの栽培には向かない土地とされてきました。その壁を越える力となったのが、独自の雨よけ技術の確立、尾鈴山系がもたらす水はけの良い火山灰土壌、そして降り注ぐ太陽の恵みです。こうして育ったブドウからは、南国らしい濃厚で凝縮された果実味と、みずみずしくクリアな酸味をあわせ持つワインが生まれています。
その品質は世界でも評価されています。ワインコンクール「Decanter World Wine Awards(DWWA)」で金賞を受賞するなど、世界的なアワードで幾度も高い評価を獲得してきました。醸造では、ブドウ本来の成分や風味を削ぎ落とさない無濾過(アンフィルタード)製法や、丁寧な樽熟成を取り入れています。
尾鈴産ぶどう100%と鮮度へのこだわり
原料には、輸入濃縮果汁や他地域のブドウを一切混ぜず、尾鈴産のぶどうを100%使用しています。一房ずつ手摘みされたブドウはワイナリーへ直行し、もぎたての鮮度を保ったまま迅速に仕込まれます。このスピードと鮮度へのこだわりが、ピュアな果実香、雑味のない果実の甘み、軽快な口当たりにつながっています。

同じ風土が育む宮崎牛と鰻の蒲焼
都農町は、都農ワインと同じ大地の恵みを受けて育まれた食材とのマリアージュも提案しています。秋から冬にかけての美食シーズンに向けて、おすすめの逸品として次の2品を挙げています。
宮崎牛
宮崎牛は、5年に1度開催され「和牛のオリンピック」とも称される「全国和牛能力共進会」で、史上初となる4大会連続の最高賞・内閣総理大臣賞を受賞したブランド牛です。厳しい品質基準を満たした宮崎牛は、きめ細やかな肉質と豊かな旨味、上質な脂が織りなす風味が魅力とされています。
鰻の蒲焼(都農オリジナル)
都農町の「鰻楽」が手がける鰻の蒲焼は、丁寧な水晒し(立て込み)によって、うなぎ本来の旨味を引き出しています。さらに、たれを重ねて6回焼き上げる独自の「6重焼き」で、香ばしさとタレの深みを加えています。ふっくらやわらかな身と、重なり合う旨味が持ち味です。

11月15日(日)は都農ワイナリー広場で「2026ハーベストフェスティバル」
都農町の秋を象徴するイベント「2026ハーベストフェスティバル」が、今年も11月15日(日)に開催されます。会場の都農ワイナリー広場には、今年出来立ての新酒をはじめ、ワインと相性の良い地元食材を使ったフードが並びます。お酒を楽しむ人だけでなく、ドライバーや家族連れも、景色の中でピクニック気分を味わえる一日となります。
- 開催日時:2026年11月15日(日)9:00〜16:00(雨天決行/荒天中止)
- 会場:都農ワイナリー広場(宮崎県児湯郡都農町大字川北14609-20)
- 入場料:無料
出典:都農町





