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国産米と環境価値をセットでお届け!TOWINGと兼松、一風堂と連携で「脱炭素米」の新しい流通モデルを構築

環境に優しいお米が、新しい価値を生み出す!

今回の主役は、秋田県にある「あきたのこまち農場」で大切に育てられた国産米です。

このお米は、ただ美味しいだけでなく、環境に優しい工夫が凝らされています。具体的には、田んぼに水を張る前に「バイオ炭」という特殊な炭をまいています。

バイオ炭って何?

バイオ炭とは、木材などの生物資源(バイオマス)を炭にしたものです。これを農地に施用すると、土の中に炭素を閉じ込めて、地球温暖化の原因となる温室効果ガス(GHG)の排出を減らすことができます。さらに、土壌の質を良くする効果(土壌改良効果)も期待できる、まさに一石二鳥の資材なんです。

広大な収穫後の田んぼに緑色の農機具が佇んでいます。青い空の下、農作業が行われているかのような静かな風景です。

このバイオ炭の施用によって削減された温室効果ガスの量は、「J-クレジット」という国の制度で環境価値として認証されます。そして、このJ-クレジットを力の源カンパニーが購入することで、生産者さんのバイオ炭導入コストの一部を負担し、環境に優しい農業を後押ししているのです。

何が新しいの?生産者さんにとってのメリット

今回の取り組みのポイントは、環境に配慮して作られたお米と、そのお米が生み出した環境価値(J-クレジット)をセットで販売するという点です。これはTOWINGと兼松にとって初めての試みとなります。

生産者さんにとっては、次のようなメリットが考えられます。

  • 環境負荷低減への挑戦を支援: バイオ炭の導入コストの一部を企業が負担してくれるため、環境に優しい農業に挑戦しやすくなります。

  • 環境価値の収益化: J-クレジットとして認証された環境価値を企業に販売することで、新たな収益源を確保できます。

  • 作物の品質向上への期待: バイオ炭による土壌改良効果で、作物の生育が良くなる可能性も期待できます。

  • 企業のサプライチェーンに参入: 大手企業との取引を通じて、安定した販路やブランドイメージの向上につながります。

実際、あきたのこまち農場では、化学肥料の使用量を地域の慣行レベルの半分以下に削減してコメを生産しており、環境に配慮した先進的な取り組みを進めています。

一風堂のラーメンと共に、環境に優しいお米を

今回供給されたお米は、力の源カンパニーが運営するラーメン専門店「一風堂」の国内一部店舗で提供されています。美味しいラーメンと一緒に、環境に優しいお米を味わえるのは嬉しいですね。

ラーメン一風堂の店舗外観。看板には店名とメニューが示され、赤丸クラシック、白丸モダン、からか麺が確認できる。入り口には花が飾られ、A型看板には「CLOSED」と表示されている。

仕組みを支える各社の役割

  • TOWING: バイオ炭の供給、J-クレジットの創出・無効化(再販・再利用できないようにする手続き)を担当します。TOWINGは名古屋大学発のグリーン&アグリテックスタートアップで、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」の製造・販売や、カーボンクレジットの代理取得・販売も行っています。

  • 兼松: 生産された国産米のトレーサビリティ(生産から消費までの過程を追跡できること)を確保し、力の源カンパニーへ供給します。

  • 力の源カンパニー: J-クレジットを購入し、生産者のバイオ炭導入コストを一部負担することで、環境負荷低減の取り組みを支援します。

  • あきたのこまち農場: バイオ炭を施用し、化学肥料の使用量を削減した環境配慮型のお米を生産します。

今後の展望と参加方法

TOWING、兼松、力の源カンパニー、あきたのこまち農場の4社は、農林水産省が推進する「みどりの食料システム戦略」に基づき、持続可能な国産米の生産・供給体制の構築を目指しています。

このような環境価値とセットでの農産物販売は、生産者さんにとって新たな収入源となり、持続可能な農業経営につながる大きな可能性を秘めています。

もし、ご自身の農地でバイオ炭の導入やJ-クレジットの活用に興味がある生産者さんがいらっしゃいましたら、TOWINGのウェブサイトをご確認いただくか、直接お問い合わせフォームからご相談してみてはいかがでしょうか。

環境に優しい農業が、これからの食卓を豊かにするだけでなく、生産者さんの経営も支える。そんな未来が、きっと実現するでしょう。