地域農業

山形「最上紅花」がウェルネスティーに!地域農業の未来を拓く「べにばな紅茶 めぐる」新発売

450年の伝統を守り、未来へ繋ぐ新しい挑戦

山形県の県の花であり、450年以上の歴史を持つ「最上紅花」。かつては「紅一匁、金一匁(べにいちもんめ、かねいちもんめ)」とも称され、貴重な染料や薬用として重宝されてきました。しかし近年、生産者の高齢化や後継者不足により、その栽培面積や生産量は減少し、伝統文化の存続が危ぶまれる状況にあります。

株式会社ベニスプは、この危機に瀕する紅花文化を守り、地域農業を活性化させるため、伝統的な染料や観賞用にとどまらない「機能性素材としての紅花の若菜」に着目しました。紅花の若菜を活かした高付加価値商品を開発することで、農家の皆さんの所得向上や、新規就農者の呼び込みに繋げたいと考えています。

一面に広がる黄色とオレンジ色のベニバナの花畑

同社は、化成肥料を極力使わない自然栽培に取り組みながら、通年で需要を生み出す商品を開発しています。また、将来的には水耕栽培やスマート農業といった新しい技術も取り入れ、持続可能な地域産業のモデルを創出することを目指しています。これは、紅花栽培に関わる生産者の皆さんにとって、安定した収益源の確保や、新たな栽培技術の導入機会に繋がる可能性を秘めています。

畑のような土の背景の前で、根のついた緑色の植物を片手が持っている様子

世界が認めた品質と、驚きの健康パワー

こうした取り組みから誕生したのが、べにばな紅茶「めぐる」です。山形県庄内産の最上紅花の若菜と、埼玉県入間市産の「狭山和紅茶」を独自に調合したこのクラフトティーは、発売前のプロトタイプ段階で、食のオスカーとも称される英国の国際食品審査会「Great Taste Awards 2026」にて一つ星を獲得しました。これは、世界が認めた確かな風味と品質を持つ証です。

白い背景に、濃い茶色の乾燥した茶葉が山状に積まれています。一部に明るい緑色の葉片が混ざっており、右上に「great taste 2026」のロゴマークが配置された、高品質なルーズリーフティーの画像です。

さらに注目すべきは、紅花の若菜が持つ驚くべき健康パワーです。大学の研究機関による成分分析では、抗酸化作用で知られるポリフェノール(フラボノイドの一種であるルテオリンやケルセチン)が豊富に含まれていることが実証されています。その含有量は、主要な青汁素材として知られるケールや大麦若葉、明日葉などを大幅に上回ることが確認されています。

例えば、ルテオリンはケール粉末の約2,300倍、ケルセチンはケール粉末の約2,000倍もの相対値を示しています(東北公益文科大学 総合研究論集 第29号より)。これは、最上紅花の若菜が「和製スーパーフード」として、現代人の健やかな暮らしに貢献できる可能性を大いに秘めていることを示唆しています。

最上紅花若菜のポリフェノール含有量に関する学術データを示します。ルテオリンとケルセチンがケールなど他の青汁素材と比較して圧倒的に高く、その優れた抗酸化作用を示唆しています。

紅花栽培が拓く、新たな農業の可能性

べにばな紅茶「めぐる」の開発は、紅花を栽培する生産者の皆さんにとって、次のような新たな可能性を拓きます。

  • 通年需要の創出: 染料や観賞用としての紅花は季節性が高いですが、「機能性素材」としての若菜は通年での需要が見込まれます。これにより、生産者はより安定した収益を得られる可能性があります。

  • 高付加価値化: 健康志向が高まる中で、ポリフェノール豊富なウェルネスティーとして紅花が再評価されることで、作物の高付加価値化が期待できます。これは、農家の所得向上に直結する重要な要素です。

  • 新規就農者の呼び込み: 伝統作物が新しい市場で評価され、経済的なメリットが生まれることは、若い世代や新規就農者が紅花栽培に興味を持つきっかけとなるでしょう。

  • 地域文化の継承: 紅花を「飲む」という新しい形で日常に取り入れることで、これまで紅花に馴染みがなかった層にもその魅力を伝え、450年の歴史を持つ紅花文化を未来へ繋ぐことに貢献します。

商品概要と、地域の魅力を発信する販売チャネル

べにばな紅茶「めぐる」は、ノンシュガー・無添加でありながら、紅花のほのかな爽やかさと狭山和紅茶の芳醇なコクが調和した、日常に寄り添う美味しさを提供します。冷えが気になる季節の「温活」(体を温める活動)や、日々の巡りを整えたい方に特におすすめです。

商品情報

商品名 べにばな紅茶「めぐる」(英語表記:safflower tea MEGURU)
食品分類 嗜好飲料(その他の茶類)
原材料名 紅花(山形県庄内産 最上紅花若菜 7%)、紅茶(埼玉県狭山産 93%)
添加物 / アレルゲン 完全無添加 / 該当なし
内容量・価格 ・3個入(7.5g):1,000円(税抜) ・10個入(25g):2,000円(税抜)
発売日 2026年9月13日(日)

黒いパッケージの「MEGURU サフラワーティー」の商品画像

販売チャネル・イベント情報

商品は以下のチャネルで販売されます。

発売初日の2026年9月13日(日)には、山形県酒田市の「いろは蔵パーク」にて、べにばな紅茶「めぐる」の先行販売会と試飲体験が開催されます。また、同施設内の「酒田夢の倶楽」では、山形県産・田村牛乳を使った「夢の倶楽 紅花ミルクティー」も数量限定で提供され、紅花の新しい楽しみ方を体験できます。

まとめ:地域と共に育む紅花の未来

べにばな紅茶「めぐる」の発売は、単なる新商品の登場以上の意味を持ちます。山形の伝統作物である紅花に新たな価値を見出し、生産者の皆さんの努力が報われ、地域産業が持続的に発展していくための大きな一歩です。株式会社ベニスプは、山形の紅花を「和製スーパーフード」として世界に提案し、生産者の所得向上と新規就農者が生まれる循環を創出することを目指しています。紅花栽培に関心のある生産者や農業関連事業者の皆さんにとって、この新しい取り組みが、地域農業の未来を拓くきっかけとなるでしょう。