地域課題解決への挑戦
このインターンシップでは、公立はこだて未来大学と函館工業高等専門学校の学生10名が参加。
DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を使って、ビジネスや生活を変革すること)の基礎を学び、企業などの実際の業務課題を題材に解決策を企画・開発する「DXコンサルティング」に取り組みます。また、AI(人工知能:人間のように考えたり学んだりするコンピューターの技術)を活用した画像解析プログラムの作成や、函館の地域課題を調査・分析し、ITを活用した改善策を企画・提案するプログラムも実施されます。
農業分野では、人手不足や生産性向上が大きな課題となっています。AIによる画像解析は、作物の生育状況のモニタリングや病害虫の早期発見、収穫時期の予測などに役立ち、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション:パソコンで行う定型的な作業を、ソフトウェアロボットに自動でやらせる技術)は、事務作業の効率化に貢献します。今回のインターンシップで学生たちが取り組む内容は、まさにこれらの課題解決に直結する可能性を秘めています。
過去のインターンシップでの実績
DITは2024年度から、道南地域でITを活用した地域課題解決に取り組む実践型インターンシップを実施しており、農業分野での具体的な成果も出ています。
2024年度:農業分野でのAIとRPA活用
北斗市内のトマト農家と連携し、学生たちがAI画像解析技術やRPAを活用して、収穫時期の判定効率化や病害虫予測、農作物の生育状況の分析を現場で実践的に学びました。

2025年度:新函館北斗駅周辺の魅力向上に向けたAI・DX活用
新函館北斗駅周辺を対象に、AI画像解析による人流データ分析と事務自動化システムの開発を実施。分析結果に基づき、駅周辺のにぎわい創出に向けた具体的なDXビジネスプランを学生自身が考案・提案しました。

このような取り組みを通じて、学生たちは実践的なITスキルを習得するだけでなく、地域の課題に深く触れ、その解決策を自ら考える力を養っています。これは将来的に、道南地域の農業をはじめとする様々な産業分野でITを活用した新しい価値を生み出す人材の育成に繋がることでしょう。
成果発表会で未来を覗く
インターンシップの最終日である2026年9月11日(金)には、函館市地域交流まちづくりセンターで成果発表会が開催されます。学生たちがインターンシップを通じて検討した地域課題への解決策などが発表される予定です。この発表会は、地域の生産者や農業関連事業者の方々にとっても、未来の地域農業のヒントや、IT活用の可能性を知る貴重な機会となるかもしれません。
今回のインターンシップは学生を対象とした人材育成の取り組みであり、直接的な技術導入の案内ではありませんが、このような活動が将来的に地域の生産者の方々がITを活用できるようになるための大切な一歩となります。ITの力が地域農業にもたらす変化に、ぜひご注目ください。
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