地域農業

足立区に初の体験農園「マイファーム足立舎人公園」開園!都市農地の新たな活用モデルと地域活性化の可能性

都市部における農地活用の新しい形

近年、足立区では農地面積が約27年間でおよそ7分の1にまで減少しており、都市部での農地保全は大きな課題となっています。一方で、区民農園への申込倍率は約3倍に達するなど、地域住民の農業への関心は非常に高いことが分かります。このような状況の中、「マイファーム足立舎人公園」は、代々受け継がれてきた土地をオーナーの厚意で活用し、都市の貴重な緑を守りながら、住民に農業体験の場を提供する新しいモデルを提示しています。

誰でも気軽に始められる「とっておきの野菜づくり」

「マイファーム足立舎人公園」は、日暮里・舎人ライナー「谷在家駅」から徒歩10分というアクセスしやすい立地にあります。36区画が用意されており、1区画6㎡というコンパクトな広さのため、忙しい方でも無理なく野菜づくりを楽しめます。

利用者は、農具や肥料を持ち込む必要がありません。これらは農園に備え付けられており、手軽に作業を始められます。また、化学農薬・化学肥料を使わない有機栽培を推奨し、年に2回、季節に合わせた固定種の種苗(代々種を採り続けることで、その土地や気候に適応し、特性が安定している品種のこと)が提供されます。野菜づくりが初めての方でも安心できるよう、経験豊富なアドバイザーが常駐し、栽培の相談に乗ってくれます。

農園内にはトイレ、水場、休憩小屋も完備されており、一人でも家族連れでも快適に利用できる環境が整っています。

畑でマルチシートを設置する人々

支援制度を活用した事業展開

この体験農園の開園には、東京都の「生産緑地を活用した体験農園等普及事業補助金」が活用されています。この補助金制度は、生産緑地(都市計画法に基づき、市街化区域内にある農地を保全し、将来的な宅地化を抑制する目的で指定される農地)の貸借制度を利用して都市農地を保全し、農を通じた多世代交流や地域交流の活性化を図る取り組みを支援するものです。

他の農業関連事業者の方々にとっても、都市部で農地を活用した事業を検討する際の参考となる事例と言えるでしょう。補助金の活用により、初期投資や運営コストを抑えつつ、持続可能な体験農園事業を展開できる可能性が示されています。

農園の看板

地域に開かれた交流の場

「マイファーム足立舎人公園」は、単なる貸し農園に留まりません。月に一度、地域住民が参加できる農体験イベントが開催される予定です。これにより、多世代が土に触れ合い、交流する場が育まれ、都市に残された農地の保全と地域コミュニティの活性化の両立を目指します。

農園が位置するエリアは、都立舎人公園が広がる自然豊かな住宅街であり、子育て世帯やシニア世代が多く暮らしています。このような地域特性も、体験農園が地域に根ざし、交流の中心となる上で大きな強みとなるでしょう。

整備中の畑

無料見学会&植え付け体験で農園の魅力を体験

開園に先立ち、2026年9月5日(土)には無料見学会と秋冬野菜の植え付けイベントが開催されます。農園の区画や設備、利用方法、サポート内容についてスタッフが案内し、直接質問できる貴重な機会です。各回6組限定の予約制のため、興味のある方は早めの申し込みがおすすめです。

  • 日時: 2026年9月5日(土) 第1部 9:00~ / 第2部 11:00~(雨天の場合は6日(日)に延期)

  • 場所: 東京都足立区皿沼二丁目12-5

  • 内容: 農園案内、区画・設備・利用方法・サポート説明、秋冬野菜の植え付けイベント

  • 参加費: 無料

  • 持ち物: 帽子・飲み物をご持参のうえ、汚れてもよい服装・靴でお越しください。

▼無料見学会&植え付け体験 申込ページ
https://x.gd/14R5F

株式会社マイファームは、「自産自消のできる社会をつくる」という理念のもと、全国で120カ所以上の体験農園を展開しています。今回の「マイファーム足立舎人公園」の開園は、都市部における農業の新たな可能性を切り拓き、地域社会に貢献する取り組みとして、今後もその動向が注目されます。

株式会社マイファームの公式WEBサイトはこちらから確認できます。
https://myfarmer.jp/