地域農業

Blue Farmが3.5億円調達!「茶畑を仕入れる」新モデルで日本茶産業の未来を拓く

日本の茶畑が抱える現状と世界の抹茶需要

ご存知の通り、日本の茶産業は今、大きな転換期を迎えています。生産者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加といった課題は、私たち生産者にとって喫緊の悩みですよね。

日本の茶畑面積は40年で約4割減少、静岡県の茶栽培経営体数は20年で約7割減少し、高齢化も進行。これにより抹茶の慢性的な供給不足が生じている現状を示すグラフです。

一方で、海外では抹茶が大ブーム!飲料や食品の原料として人気が高まり、その需要は年々拡大しています。しかし、この急増する需要に対して、安定した供給量、価格、品質、そして生産背景の透明性(トレーサビリティ)を確保することは、これまでのやり方では難しいのが現実です。

世界の抹茶市場は近年大きく拡大しており、粉末茶の輸出額は2019年から2024年で約3倍に。2030年まで年平均9.46%の成長が予測され、市場規模は$7.3Bに達する見込みです。

MatchaaSとChaaSで課題解決!生産者へのメリットとは?

Blue Farmが提案するのは、この国内の課題と海外の需要を両方解決する新しい仕組みです。

MatchaaS(抹茶 as a Service)

MatchaaSは、抹茶を市場からその都度買うのではなく、年間の必要量に合わせて「茶畑そのもの」を確保し、栽培から生産、加工までを一元管理するモデルです。これまでの抹茶の調達方法とは大きく異なり、生産者にとっては次のような大きなメリットがあります。

  • 継続的な需要と安定収入: 企業との中長期契約により、生産量が事前に決まるため、相場に左右されにくい安定した収入が見込めます。

  • 茶畑の承継・再生支援: 耕作が困難になった茶畑や、後継者が見つからない茶畑の承継・再生をBlue Farmがサポート。大切な茶畑を守り、次世代へ引き継ぐチャンスが生まれます。

  • 生産基盤の強化: 栽培設計、施肥(肥料のやり方)、生産管理、品質管理までを一元的にサポート。IoT(モノのインターネット)やデータ分析を活用し、品質や生産状況、さらには環境価値まで「見える化」することで、より効率的で質の高い茶葉生産が可能になります。

MatchaaSが、後継者不足による茶畑減少という供給側の問題と、高品質抹茶の安定調達という需要側の問題を一貫して解決するビジネスモデルを図解しています。スマート茶園化と生産インフラ提供により、両者の課題を解決します。

ChaaS(茶畑 as a Service)

ChaaSは、企業の活動と茶畑を結びつけ、茶畑が持つ環境価値(CO₂吸収や生物多様性の保全など)を企業のサステナビリティ活動に取り入れるサービスです。企業が普段使う飲料を環境に優しい緑茶飲料に切り替えるだけで、生産者の皆さんの茶畑が守られ、地域農業の持続性向上に貢献できます。

  • 新たな収益源の確保: 茶畑が持つ環境価値が評価され、企業からの支援という形で新たな収入につながる可能性があります。

  • 環境貢献の可視化: 独自開発のセンサーを使ったスマート茶園化により、CO₂吸収量や土壌の状態などを測定・可視化。自分たちの茶畑がどれだけ環境に貢献しているか、具体的なデータで確認できます。

「ChaaS」は、脱ペットボトル飲料、企業専用の有機茶園サブスクリプション、スマート茶園化による環境効果測定、ダッシュボードでの成果可視化を通じて、企業のサステナビリティ貢献を支援する先行サービスです。

ChaaSサービスサイトはこちらから確認できます。
https://chaas.jp/

事業推進体制の強化と今後の展望

今回の資金調達を機に、Blue Farmは事業推進体制をさらに強化します。農業生産部門を独立させた子会社「Blue Field株式会社」を設立し、茶畑の確保や栽培管理、生産運営をより専門的に担う体制を整えました。さらに、青木謙吾氏をCAO(Chief Agricultural Officer:最高農業責任者)として迎え、海外事業展開や供給体制の構築を加速させていきます。

Blue Farmは、MatchaaSを通じて、海外企業が「出来上がった抹茶」を探すのではなく、自社の需要に応じた茶畑を中長期的な生産インフラとして確保できる市場を構築することを目指しています。これにより、需要側には安定供給と品質の透明性を、産地側には継続的な需要と適正な収益、そして次世代への承継機会を提供できるでしょう。

「茶畑のサービス化基盤」Blue Farm Modelを軸に、ChaaSとMatchaaSが連携し、ESGソリューションと生産インフラを提供。有機栽培やシステム活用で持続可能な茶畑経営をグローバル展開するビジネスモデル図。

生産者の皆さんへ、Blue Farmからのメッセージ

「茶葉ではなく、茶畑を仕入れる。茶畑を、生産インフラへ。」

これはBlue Farmの代表取締役社長である青木大輔氏の言葉です。

白いポロシャツを着た日本人男性が、緑豊かな茶畑と木々を背景に立っています。穏やかな表情で少し右方向を見ています。

Blue Farmは、市場価格で茶葉を単発で買い付けるだけでなく、企業の中長期的な需要と茶産地をしっかり結びつけることで、生産者の皆さんが安心して茶畑を維持・運営できる仕組みを作りたいと考えています。抹茶原料となる茶葉の生産、茶畑の承継、耕作が難しくなった茶畑の活用、新たな茶畑での生産など、様々な形での連携を検討しています。

「茶畑を今後どうしていくか悩んでいる」「新たな販路を探している」「抹茶向けの生産に取り組みたい」「企業との中長期契約に興味がある」といった生産者の方、農業法人、地域の皆さんは、ぜひBlue Farmに相談してみてください。

生産者・茶畑連携に関するお問い合わせ先

Blue Farm株式会社
E-mail: info@blue-farm.co.jp

Blue Farmで一緒に働きませんか?

今回の資金調達を機に、Blue Farmでは事業拡大を共に推進する新しい仲間を募集しています。農業、生産、テクノロジー、サステナビリティ、グローバル市場をつなぎ、茶畑を次世代の生産インフラへと変えていく壮大な事業です。農業・茶畑運営、生産管理、品質管理、SCM(サプライチェーンマネジメント:商品の生産から消費までの一連の流れを効率化する管理手法)、海外事業開発、営業、コーポレートなど、幅広い領域での採用を強化しています。

日本の茶産業を世界に誇れる成長産業へと変革する挑戦に、少しでも興味がある方は、ぜひ応募を検討してみてはいかがでしょうか。

採用情報はこちらから確認できます。
https://open.talentio.com/r/1/c/blue-farm/homes/4402

Blue Farm株式会社について

「Blue Farm」という社名と「Make society healthy」というスローガンが記載されたロゴ画像です。左側には葉っぱを円形に配置したようなデザインのエンブレムがあります。

  • 社名: Blue Farm株式会社

  • 設立: 2021年7月12日

  • 所在地: 〒430-0933 静岡県浜松市中央区鍛冶町100-1 ザザシティ浜松中央館B1F

  • 代表者: 代表取締役社長 青木大輔

  • 事業内容: 茶畑のサービス化による生産基盤・環境価値提供事業

  • URL: https://blue-farm.co.jp

  • 問い合わせ先: info@blue-farm.co.jp

広大な緑の茶畑が広がる風景です。青空の下、中央には「Matchaas」と「Blue Farm」のロゴがあり、「茶葉ではなく、茶畑を仕入れる。茶畑を、生産インフラへ。」というメッセージが書かれています。